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「SIM同時通訳方式」の素晴らしい世界 その11

        「SIM同時通訳方式の実際 その2」




「SIMうんちく」では、「SIM同時通訳方式の素晴らしい世界」

 というシリーズが始まっています。


 今日はその11回目で、「SIM同時通訳方式の実際 その2」

 というお話です。



 前回は、「その1」をお話をしましたが、

 従来の「返り読み」に慣れた人には、

「SIM同時通訳方式」について「全く新しい英文の読み方だ」

 と感じられる、ということでしたね。


 ところが、「返り読み」をせずに読むという読み方は、

 学校の英語教育で教えられていないだけで、

 現実には、仕事で大量の英文を読まなければならない人は、

 たいていこの読み方をしているのです。


 学校英語式の「返り読み」をしていたら、どんなに努力しても

 英米人と同じスピードで読むことは物理的に不可能です。


 しかし「SIM同時通訳方式」で訓練すれば、

 それが可能になる、ということでした。


 一般に、「文法力や語彙力が足りないから速読できないのだ」

 と考える人が多いのですが、実際はそうではありません。


「返り読み」をしていたら、初歩的な1000語位の単語で書かれた

 やさしい物語でさえ、1頁を読むのにもかなりの時間が

 かかります。
 

 というわけで、前回は実際に例文をあげてみました。

 多分、未知の単語はなかっただろうと思うのですが、

 スラスラ読めなかった人も結構おられたのではないでしょうか。



 今日は、前回の続きで、この英文をSIM同時通訳方式で

 読んでみたいと思います。


 意味のまとまりであるセンスグループごとに、

 スラッシュが入っています。

 そこで、句切りごとの内容を考えてみてください。


 では、さっそく読んでみましょう。


 私が句切りごとに、ちょっと間を空けて読みますので、

 皆さんは、その句切りごとに内容をパッと考えてください。



  Do you remember / the village /


  we lived in / twenty years ago,

  when the both of us felt /


  that life would go on / in the same way?


  I often wonder / whatever happened / to that cat,


  the one / which would come / to the back door /

  for its milk / each day,


  but never once set / its foot / inside the house.


  And then one morning / it simply didn't turn up,


  but why / we never knew.


  Perhaps it had grown tired / of us,


  as we later grew tired / of ourselves.



 いかがでしょうか?

 これが、英語を「英語の語順」で読む、ということなんです。


 日本語の語順とは、ある意味正反対なので、

 最初はとまどうかもしれませんが、

 これがネイティブの英語を理解する時の感覚なのです。


 この方法に慣れると、「返り読み」する必要がないので、

 とてもスムーズに英米人と同じ感覚で、英語を理解することが

 できるようなりますよ。





   …この続きはまた来週!



           …お楽しみに!
by danueno | 2009-03-18 12:59 | SIMうんちく


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