人気ブログランキング | 話題のタグを見る

SIMのスピーキング力UP法 その11

「SIMのスピーキング力UP法」、今日はその第11回で、イントネーシ

ョンの活用の続きです。


今回は、イントネーションの活用、その実践編ということで例題を2つ出し

ます。

ガンガンいきますので、サクサク答えてください(笑)。



例題を読んだら、SIM同時通訳方式で英訳してください。

その際、イントネーションを付けるのをお忘れなく。

少々おおげさなくらいつけると楽しいですし、その方が勉強になります。



…では、行きます。



例題1)
----------------------------------------------------------

「スミス氏が、事業の新しい企画書をあなたに渡すため

  ロビーに来ていらっしゃいます」

----------------------------------------------------------


  …どうぞ。








はい、まずS+Vですね。

「スミス氏がロビーに来ていらっしゃいます」の部分です。

尻上がりのイントネーションを付けて言ってみてください。






Mr. Smith is in the lobby…  ですね。

次は、「あなたに渡すために」ですね。




to give you… ですね。

最後に、「事業の新しい企画書を」です。




a new plan for the project. で、締めくくりましょう。



ちょっと解説しますと、この英文を、頭の中で最後まで英作文してから

話し始めるのではなく、「スミスさんがロビーに来ていらっしゃいます」

という結論を、まずサッと言います。


そして、何の目的で来ているのかを考えることが大切です。


これをしなかったら、会話は絶対に上達しません。


したがって、最初に出るべき語句をサッと言って、その意味を考えて、その

内容から次にどんな語句が必要になるかを考える練習をするのが、会話の

上達法なのです。




では、次に、これを英語で言ってください。


例題2)
 ----------------------------------------------------------

  鳥の歌声と鳥の呼び声の間に正確な線を引くことは、しばしば

 難しいものです。

 ----------------------------------------------------------

「正確な線を引く」は、draw a precise line でお願いします。




…はい、いかがでしょうか?

まずSとVを探してみましょう。


Sを「鳥の歌声と鳥の呼び声の間に正確な線を引くこと」としてしまうと

えらく長ったらしくなります。


これを考えている間に、話の相手はじりじりしてしまうかもしれません。

そこで、仮主語 it を使います。


 It is often difficult … (それは、しばしば難しいものです)
               ~~~~~~~   

これなら、特に考えることなく、すぐ言えますよね。

最後の方はちょっと尻上がりのイントネーションを付けましょう。




次に、何が難しいのか考えましょう。

イントネーションを付けていますので、あわてる必要はありません。


すると、「正確な線を引くことは」ですね。


ですから、to draw a precise line… となります。

ここでも、尻上がりのイントネーションを付けて、相手に待ってもらいま

しょう。


最後に、「鳥の歌声と鳥の呼び声の間に」ですから、

between bird songs and bird calls. とまとめます。

センテンスの最後ですから、イントネーションは下げてください。



このように仮主語を使うと、早くS+Vを出すことができるので、相手に

安心して待ってもらうことができ、その間に、実質的な主語を考える時間を

かせぐことができます。



                …この続きは、また次回のお楽しみ!
by danueno | 2007-06-21 11:48 | SIMうんちく


<< Eternal Life No.198 オリジナル英文 >>