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SIM方式の英文法 その50

● SIMのスピーキング力UP法 その5 ●

       

今日は「SIMのスピーキング力UP法」の5です。


これまで、スピーキング力UP訓練法のひとつとして、

「日本語語順組み替え法」をご紹介してきましたが、今日からは、

少し別なことをお話しいたします。


それはスピーキングにもからんできますが、もっと基本的な事柄、つまり

「英語学習の勘どころ」というか、「基本的な方向性」について、

お話したいと思います。



さて、ここで、皆さんにひとつの質問をします。


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 あなたは、暗記タイプですか?

 それとも、原理原則指向タイプですか?

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なぜこのような質問をするかといいますと、英語学習というものは、学習の

基本的な方向性が学習成果に直結してくるからです。


あなたの英語学習が「暗記タイプ」であるのか、それとも「原理原則指向

タイプ」であるのかによって、これからの英語力の伸びが決まって来るん

です。



ことばの習得は、根本的には慣れです。

たとえ母国語であっても、何年かの経験を積まなければ、使いこなせるよう

にはなりません。


英会話を習得するにも、長い期間の学習が必要です。

毎日、しかも一日中接している日本語でさえ、何年もかかることを考えると、

どこかの広告にあるように、3か月や6か月で英会話がマスターできるなどと

いうことはありえないんです。

長い期間の努力を持続させることが必要です。


それだけに、単なる努力や、忍耐、根性だけで、学習を持続させることは

難しいですね。


その努力の中に、何の法則や理論も発見することができなかったとしたら、

おそらく努力は持続しないでしょう。

ましてや、一国の外国語をマスターすることはできないでしょう。



人間は、本来、理性を持っていますから、物事の法則性を追求する欲求を持っ

ています。

この欲求に応える法則が発見できたら、苦しい中にも学ぶ喜びを感じること

ができます。



ところが、英会話の習得は、「習うより慣れろ」と言われて、理屈ぬきに

慣れることだと思っている人がほとんどです。


そして、たいていの英会話教材は、易しい短文をたくさん覚えるのが英会話の

勉強だと勧めます。

しかし、どうもそれでは上達しないと、みなが感じています。


つまり、どんなに多くの短文を覚えても、その文のとおりに言うことは

めったにないため実際の役にはたたない、ということなんです。


せっかく覚えた英語の語句も、臨機応変に応用する力がついていなければ、

その場に応じた会話はできないのです。


つまり、いかに柔軟に応用するかが最大の課題なんです。

「応用力」ですね。


これを言い替えると、考えながら語句を選び、一通りのことを話し終えると、

その結果、英語として整っているということでなければなりません。


暗記することだけに気をとられて勉強していると、この応用力はつきません。

暗記主義、詰め込み主義の弊害はここにあります。


覚えなければならないことが多いからと言って、暗記一辺倒になっていると、

考えながら話す応用力がつきません。


では、どうしたら応用力がつくかを考えてみましょう。



              …この続きは、また次回のお楽しみ!


TOEICの切り札
by danueno | 2007-05-09 15:56 | SIMうんちく


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