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村主(すぐり)選手の秘訣

クリスチャンのスタッフがくれた年賀状の中に、聖書のみことばが引用され
ていました。

 “心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。
  悲しむ者は幸いです。その人は慰められるからです。”
                    (マタイ伝5章)
      
普通の人だと、「何これ?」と思いますよね。
一般には「豊かなこと、喜ばしいことが幸いである」と考えるのが普通です。

そうして、豊かさを目指して、喜ばしいことを目指して日夜努力し、頑張る
のがこの世の常です。

しかし人間どうしても頑張れない時があります。努力できない時があります。

たとえば、いくら頑張っても雪かきしても、後から後から降ってくる雪…
また、いくら奮闘努力しても一向に上向かない業績…


…私も似たような経験をしました。

かつて一生懸命フルートを勉強していた頃、練習しても練習しても、絶対に
吹けない曲がありました。プロコフィエフという作曲家の曲ですが、どうし
ても指が回らない個所があるんです。
 
そうして、私は「自分の限界」というものを知りました。
「人間にはいくら努力しても越えられない壁がある」ということを…。
それで… ちょっとだけ謙虚になることができました。 (^_^;)

…自分の限界を知った人は、祈ることができるようになります。

全日本フィギュアスケート選手権でナンバーワンに選ばれた村主(すぐり)
選手は、滑る前に必ず祈っています。

今回も、あの細い体で精一杯演技した後、村主選手は天を見上げてひとこと
「神様」と言いました。声は聞こえませんでしたが、TVで見る口元の動き
から、はっきりとそれがわかりました。

祈ることができる人は幸いだと思います。そして、どうしても頑張れない、
努力できない心境にある疲れた人に、聖書はこんな呼びかけをしています。

“すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。
 わたしがあなたがたを休ませてあげます。” (マタイ伝 11章)


今年一年、皆様の上に大いなる祝福がありますように…
by danueno | 2006-02-02 15:38 | 編集後記


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