「第五文型」その2
今日は第五文型その2です。 今回をもって五文型シリーズは終わりになります。 では、さっそく始めましょう。 例によって、前回の復習です。 まず例文をご覧ください。 --------------------------------- They found him … dead. --------------------------------- 易しい英文でも、きちんとグルーピングしましょうね。 SIM訳をつけると下記になります。 ------------------------------------------ They found him … dead. 彼らは彼を発見した 死んでいる ------------------------------------------ これを翻訳して「彼らは彼が死んでいるのを発見した」 と訳してはいけない、ということでしたね。 そうなると、英語の構造からかけ離れた訳になってしまします。 自然な日本語に翻訳することに気を取られてばかりいると、 肝心の英語からどんどん離れてしまいますよ。 「英語の語順」で捉えると、あくまで、「彼らは彼を発見した」 のであり、その彼が「死んでいる」のです。 とにかく愚直なまでに「英語の語順」で捉えること、 それが英語上達の秘訣だ、ということでしたね。 さて今日まで、このシリーズで「SIM方式による五文型」 について考えてきました。 五文型については「学校の授業では、ややわかりにくかった」 という意見をよく聞きますが、SIM方式で五文型をとらえると、 このように非常にすっきりと把握できます。 SIM方式では、英文の構造をそのまま受け止めて、 対応する語句の直下に訳を書いていくので、 あまり文型を意識しなくても構文の把握ができるのです。 したがって「英語の語順」で読んでいくSIM方式は、 最も英語の構文に忠実で、しかも楽な読み方だと言えます。 学校で五文型をかなりしっかり教える理由は、 日本語への翻訳によって英語の構造が崩れてしまうので、 それを補うという意味があるのかもしれません。 …来週からは新シリーズが始まります。 …お楽しみに!
by danueno
| 2010-11-24 16:16
| SIMうんちく
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