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「SIMの英文法」その67

          「第五文型」その2
 

今日は第五文型その2です。
今回をもって五文型シリーズは終わりになります。


では、さっそく始めましょう。
 
例によって、前回の復習です。
まず例文をご覧ください。

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   They found him … dead.

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易しい英文でも、きちんとグルーピングしましょうね。

SIM訳をつけると下記になります。


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  They found him   …   dead.

   彼らは彼を発見した    死んでいる

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これを翻訳して「彼らは彼が死んでいるのを発見した」
と訳してはいけない、ということでしたね。

そうなると、英語の構造からかけ離れた訳になってしまします。


自然な日本語に翻訳することに気を取られてばかりいると、
肝心の英語からどんどん離れてしまいますよ。
 

「英語の語順」で捉えると、あくまで、「彼らは彼を発見した」
のであり、その彼が「死んでいる」のです。


とにかく愚直なまでに「英語の語順」で捉えること、
それが英語上達の秘訣だ、ということでしたね。



さて今日まで、このシリーズで「SIM方式による五文型」
について考えてきました。


五文型については「学校の授業では、ややわかりにくかった」
という意見をよく聞きますが、SIM方式で五文型をとらえると、
このように非常にすっきりと把握できます。


SIM方式では、英文の構造をそのまま受け止めて、
対応する語句の直下に訳を書いていくので、
あまり文型を意識しなくても構文の把握ができるのです。


したがって「英語の語順」で読んでいくSIM方式は、
最も英語の構文に忠実で、しかも楽な読み方だと言えます。


学校で五文型をかなりしっかり教える理由は、
日本語への翻訳によって英語の構造が崩れてしまうので、
それを補うという意味があるのかもしれません。


   …来週からは新シリーズが始まります。           

  
          …お楽しみに!
by danueno | 2010-11-24 16:16 | SIMうんちく


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