「SIMの英文法」その46

          スピーキング力UP法 その7
     


 今日は「SIMのスピーキング力UP法」の7です。


 前回、私は、「応用力」が身につく英会話習得法ということで、

「SIM同時通訳方式の英会話への応用」

 というお話しをしました。


 つまり、丸暗記した英文を口から出すのではなく、

「英語の語順」でセンスグループ(意味のまとまり)ごとに、

そのつど考えながら話すということでしたね。


 具体的には、英語でまず最初に出るべき語句S+Vを、

 パッと投げ出すように言っておいて、次々と必要な語句を

 付け加えるという発想です。


 ですから、発話するときに、まずパッとS+Vが出て来るように

 ならなければなりません。


 今日は、この点をちょっと突っ込んでお話しします。



 いつも言っていることですが、日本人の多くは、

「英語の文章は常に最後まで一気に読まなければならない」

 と思っています。


ですから、もし文の途中でつまってしまうと、また最初にもどって

 やり直し、一気にすらりと読むまでやり直す癖がついてしまって

 います。

 このような読み方は、もちろん実際的ではありません。


 実は英会話でも、それと全く事情が同じなのです。

 発話する時に、文章の最初から最後までよどみなく一気に

 話さなければならない、という決まりはどこにもありません。


 それを一気に話さなければならない、と思いこんでいるから

 パニックになるのです。



 日本語の会話を考えてみましょう。

 私たちも日本語をしゃべる場合、全文を一気に話しているわけでは

 ありませんよね。


 内容のあることを話す場合には特にそうです。

 ワンフレーズごとに考えながら、言い足して行きます。

 英米人でもこの点は全く同じなのです。


 何かを言い表したいという desire(欲求)、またはintention(意図)

 があなたの頭の中にある場合、それはまだ整理された明瞭なものには

 なっていません。

 それを、ことばにすることによって明確にしていくのです。


 それも一瞬に整った文になるのではなく、まず最初の語句が決まり、

 次々に必要な語句を選んで徐々に具体的になっていくのです。


 このように日本語で話す場合も、また英語で話す場合も、最後まで

 文を作ってから話すのではなく、まず最初に来る言葉を発しておいて、

 順次、次のことばを考えていくのです。


 英語ではまず最初に発話しなければならない語句は、原則として

 S+V、つまり主語と述語動詞が結合した部分です。


 あのユダヤ人のジャック・ハルペンさんが言ったように、

 動詞が主語の次に来るというのが英語を母国語とする人には

 本能的というか、どうしてもそうしないではいられない

 言語習慣なのです。



 例えば、来週は何か映画でも見に行こうと思っているときに、

 これを言い表すには、まずI want to goとか、I would like to go

 という語句がサッと頭に浮かばなければなりません。


 他の語句はまだ何も考えずに、ただこの部分をパッと出すことが

 最も重要です。


 この語句をもとにして、次にどんな語句が来るべきかを考えるのです。

 すると、必然的に to see a movie が思い浮かぶはずです。

 最後に「来週は」を考えて、next weekでまとめるのです。


 このように、最初に来るべき語句をまず言っておいて、

 それに基づいて、順次、次の語句を考えながら発話すると、

 その結果として、I would like to go…to see a movie…

 next week. という整った英文になるのです。



 いかがでしょうか?

 一気に話さなければ、という強迫観念を捨てることが

 まず第一です。

 次に、S+Vをまず口から出す、ということです。


 その際、とても効果的な方法があります。

 前回もちょっと触れましたが、イントネーションの活用です。


       …この続きは、また次回!


     …お楽しみに! 

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by danueno | 2010-06-23 14:08 | SIMうんちく


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