「音節リズムの法則」が発音の決め手!

「SIMうんちく」では、このところ「音節リズムの法則」について

 お話ししています。 


 今日はその3回目ですが、このシリーズはとりあえず、今回をもって

 終了します。



 では、ちょっと前回の復習をしておきましょう。

 前回は、「音節リズムの法則」が、日本の英語教育で、

 重要とされない理由についてご説明しました。


 …それは、こういうことでしたね。


 ヨーロッパの人が英語を学ぶ場合には、「音節リズムの法則」は

 すでに母国語で身についている場合が多いので、特に訓練しなく

 ても間違いをしません。


 例えば、ドイツ人が英語を学ぶ場合には、発音は特別苦労せずに

 習得できます。


 たとえば英語の Smithです。

 この語は1拍ですが、英語の Smithにあたるドイツ語の Schmidtも、

 1拍で発音されなければならない点については同じです。

 日本語のように「スミス」と3拍になる可能性は全くありません。


 このことは、アルファベットで書くことばを持つ多くの国の人には

 同じ事情が当てはまります。



 別の例で言うと、What is this? は、ドイツ語では Was ist das?

 となります。


 文の構造と単語が類似しているばかりでなく、この文全体を

 3拍のリズムで発音しなければならないことも同じです。



 これらの事例から、ヨーロッパの言語学者は、音節リズムの訓練は

 特に重要でないと言っています。


 ところが、以上の事柄は、日本人には当てはまりません。

 そもそも音の構造が全く違うので、英語の音節リズムを取ることが

 日本人には非常に難しいのです。


 したがって、「音節リズムの法則」で訓練することが極めて重要です。

 この違いに気づかずに、ヨーロッパの学者の言うことを

 そのまま取り入れているのが、日本の英語教育の現状なのです。



 …前回は、ここまでお話ししました。

 今日は、この続きです。



 発音が正しいか正しくないかを判断する基準は、まず第一に

 音節リズムが正しいか否かです。


 最初からあらゆる点で完璧な発音ができるわけではありませんが、

 このこと、つまり「音節リズムの法則」だけは、絶対に身につけて

 おかなければなりません。



 さて、ここでもう一度、「音節リズムの法則」を定義の形で

 まとめておきましょう。

 
 英語の「音節リズムの法則」は、「音節の数で拍数が決まる」という

 ことです。


 原則として、音節の中心は母音ですから、語句の発音上の母音の数を

 数えればよいのです。


 例えば、Sydneyのyは文字としては母音ではありませんが、発音上は

 母音として発音されますから1拍と数えます。

 全体では2拍になります。


 逆に、bronzeのeは、発音されませんから数えません。

 これは1拍です。


 では、「音節リズムの法則」のシリーズのまとめとして、

 次にあげる語句の音節リズムについて、私が簡単にレクチャー

 しましょう。




 まず、2拍のグループです。


   children   central   last night  


 次に、3拍のグループです。


    attractive remember at the door


最後に、4拍のグループです。


    correspondence establishment

black and white film


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 …いかがですか?


 皆さんも、この「音節リズムの法則」をちょっと意識するだけで、

 発音が驚くほど良くなりますよ。


 また、発音が良くなると、リスニングも上達します。

 ですから、ぜひとも「音節リズムの法則」で訓練していただきたい

 と思います。




      …ではまた来週!


            …お楽しみに!
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by danueno | 2009-06-03 14:10 | SIMうんちく


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