アグレッシブ・リスニング その5

● 日本人に最適の英語学習法 (15) ●

        アグレッシブ・リスニング その5



「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。


 前回は、「翻訳の問題」についてご説明しました。
 ちょっと復習しましょう。


 まず前回の例文をご覧ください。

 ----------------------------------------------------------
 
     One in three U.S. children born in 2000 will
  become diabetic unless many more people start eating
  less and exercising more, a scientist with the Centers
for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 これを日本の学校英語で習う「返り読み」式に翻訳すると、
 次のような訳になります。


「より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、
 より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの
 子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防センター
 のある科学者は警告します。」


 このような複雑な英文を瞬時に訳すことは、
 私たち日本人にとって、なかなか難しいですね。


 普通の日本人なら、このような英文を、文頭から文末まで
 行ったり来たりしながら、時間をかけて日本語に
 翻訳していくでしょう。


 翻訳の問題点は、まさにここにあります。

「英語の語順」を、いったん「日本語の語順」に組み直して
 理解するわけですから、その分だけ無駄な時間がかかって
 しまう、というわけです。

 これが、日本人の英語ベタの最大の理由だ、
 ということでしたね。



 …前回は、ここまででした。

  今日は、この続きです。


 しかし、前記のような複雑な英文も、SIM同時通訳方式で読むと、
 まさに瞬時に内容を理解することが可能になります。

 どんなに複雑で構築的な英語も、センスグループごとに分解すれば、
 後戻りすることなくすっきりと把握できるからですね。


 では実際に、SIM同時通訳方式でこの英文を読んでみましょう。


-------------------------------------------------------------

   One in three U.S. children born in 2000 …
   2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが

  will become diabetic …
  糖尿病になります

  unless many more people start eating less …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

   and exercising more, …
   そして、より多くの運動を(し始めないかぎり、)

   a scientist with the Centers for Disease Control
    and Prevention warns.
   と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告
   します。

----------------------------------------------------------------



 このように複雑な英文も、SIM同時通訳方式で
 センスグループに分解すると、文頭から文末まで
 英語の語順に沿って理解でき、決して文頭に戻る必要は
 ありません。


 読者はまた、センスグループごとに読むことで、
 水の流れに乗るように無理なく、英語の「意味の流れ」を
 つかんでいくことが可能になります。


では、この英文の「意味の流れ」を日本語で書き出して
 みましょう。

 そうすると、とても面白いことがわかりますよ。
 
 そこに、英語の「論理性」というものが非常に色濃く
 現されてくるからです。


「英語の論理性」とは何か?


 …それは、また来週、ご説明します。


        …お楽しみに!
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# by danueno | 2011-10-12 16:06 | SIMうんちく

“めまい”からの生還

「いやー、ひどい目にあいました」と、
“めまい”の持病を持つスタッフが苦笑しながら言いました。

 話を聞いて、私もかなりビックリしました。

 というわけで今回は、結構悩んでいる方が多いらしい“めまい”
 とその対処法を取り上げることにします。


 めまいを経験したことのない私などは、その辛さがわからない
 のですが、これは、もの凄く気持ちが悪いようですね。

 ある夜、寝返りをしたとたん、世界がグルグルと回り出すのだ
 そうです。

 それはたとえば奈落の底に落ちるような感覚であり、
 形容しがたいほどの恐怖感と吐き気が伴うとのこと…。


 原因は、先週お話しした耳石(じせき)が関係しているようです。 

 以下、スタッフの体験記です。


--------------------------------------------------------------

 私は「アッ来た!」と思いました。

 年に2、3回、このようなめまいを経験して慣れている私は、
 いつもの方法で、応急処置をします。

 このめまいは、「良性発作性頭位性めまい」と称されるもので、
 一般的にめまいの大部分がこれであり、しかも病院でも有効な処置が
 なされにくいのです。


「良性」ですので心配はいりません。

「発作性」なので長くは続きません。せいぜい数週間で治ります。

「頭位性」なので、頭の位置によって、めまいが出たりでなかったり
 します。


 原因は、耳石というものがはがれて、平衡感覚を司る三半規管に
 紛れ込み、そこで悪さをするのです。

 はがれる理由は「加齢」が多いようです(笑)。
 あと、「カルシウム不足」ということも言われています。


 処置としては、この耳石を三半規管から元あった場所に戻す
 体操をします。これを「エプリー法」といいます。

  http://zutuumemai.blog74.fc2.com/blog-entry-23.html


 ところが問題は、このエプリー法を施術してくれる病院があまり
 ないことです。

 非常に効果の高い方法なのに、なぜか耳鼻科の先生は、
 この方法を知らなくて、せいぜい精神安定剤を処方して、
「数週間で治ります」というのがオチです。

 実際、数週間も待てば耳石が吸収されてなくなるのですが、
 数週間と言っても患者には辛いので、上記サイトを参考にして、
 自分でエプリー法を行うことをお勧めします。


 私もこの方法を昔、苦しまぎれにネットで探し出し、
 自分なりにやっているのですが、ほぼこれで、強いめまいは
 消失します。

 ただし、消えたといっても完全にスッキリするわけではなく、
 一週間程度、余韻のように2日酔い状態が続きますが、数週間
 寝込むよりはるかに良いですよ。


    ※めまいとともに強度の難聴や耳鳴りがある場合は、
     自己判断をせず専門医にかかってください。


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 以上、スタッフの体験記でした。お役に立ちましたでしょうか。

 それにしても、小さな耳石(数ミクロン単位)で、大の大人が、
 こんなに苦しむなんて、人間の体って本当に微妙ですね。


 

    For you created my inmost being; you knit me together
  in my mother's womb. My frame was not hidden from you when
  I was made in the secret place. When I was woven together
 in the depths of the earth, your eyes saw my unformed body.
  All the days ordained for me were written in your book
  before one of them came to be.     

                 Bible(Psalms 139:13) 


〔それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられた
 からです。私がひそかに造られ、地の深い所で仕組まれたとき、私の
 骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。あなたの目は胎児の私を
 見られ、あなたの書物にすべてが、書きしるされました。私のために
 作られた日々が、しかも、その一日もないうちに。〕

                 聖書(詩篇 139篇13節)
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# by danueno | 2011-10-12 16:05 | 編集後記

アグレッシブ・リスニング その4

日本人に最適の英語学習法 (14)

        アグレッシブ・リスニング その4


「SIMうんちく」は、このところ「アグレッシブ・リスニング」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。


 アグレッシブ・リスニングとは、
 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方
ではなく、積極的にいわば「攻撃的に」英語と向かい合う姿勢、
でしたね。
 

 例文を見てみましょう。


 ------------------------------------------------------
 
   I want to go to see a movie next week.

------------------------------------------------------


 I want to go … という英語を聴いたら、すかさず
「いったいどこに行きたいんだろう?」と
 積極的に期待(Anticipation)することが大切でした。


「期待」があるからこそ、次に来る言葉に意識が集中します。

 そして、次の … to see a movie (映画を見に)を聴くことで
 その期待が満たされます。


 ただし、「期待」ができるためには前提条件がある、
 ということでした。

 それが「保持」(retention リテンション)です。
「保持」がなければ「期待」することはできません。


「保持」とは、I want to go … を聴いたときに、これを頭の中に
 しっかり記憶してから、続く言葉、to see a movie … next week.
 を聴く、ということでしたね。


 さらに、注意すべき点として、
「聴き終わった後、頭の中で日本語の語順に組み替えて
 理解してはいけない」ということがありました。

 それでは事実上「返り読み」になってしまう、
 ということでしたね。


 あくまで「私は行きたい → 映画を見に → 来週」という風に、
 その都度、センスグループごとに英語の語順で保持し、
 そのまま一方通行で input するのが秘訣でした。



 …前回はここまででした。
 今日は、この続きです。


 今日から、アグレッシブ・リスニングについて、さらに深く
 突っ込んだお話を展開していきます。


 今回は、「翻訳の問題」についてご説明しましょう。
「翻訳」こそ英語上達の妨げだ、ということです。


 まず例文をご覧ください。

 ----------------------------------------------------------
 
      One in three U.S. children born in 2000 will
   become diabetic unless many more people start eating
   less and exercising more, a scientist with the Centers
   for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 これを日本の学校英語で習う「返り読み」式に翻訳すると、
 次のような訳になるでしょう。 


「より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、
 より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの
 子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防センター
 のある科学者は警告します。」


 この英文はワンセンテンスでありながら、日本語だと
 3つか4つの文章に分けられるような複雑な内容です。

 それが一文にまとめられているという英語特有の凝った表現に
 なっています。

 ですから、このような複雑な英文を瞬時に訳すことは、
 なかなか難しいと思います。


 通常は文頭から文末まで行ったり来たりしながら、
 時間をかけて日本語に翻訳していくでしょう。

「返り読み」式の翻訳の問題点は、まさにここにあります。

「英語の語順」を、いったん「日本語の語順」に組み直して
 理解するわけですから、その分だけ無駄な時間がかかって
 しまいます。


 日本人は、速く正確に英文を読むのが大変苦手ですが、
 それはこのような翻訳に象徴される「返り読み」式の
 英語理解が原因なのですね。


 …いかがでしょうか?

 私達、日本人が普段何気なくしている「翻訳」こそ、
 英語上達を妨げる元凶だったんですね。



   …この続きは、また来週。

 
        …お楽しみに!   
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# by danueno | 2011-10-05 16:04 | SIMうんちく

「耳石器」の不思議な働き

「ダーウィンが来た!」というNHK・TVの動物番組があります。

 私は動物が好きなので、時々楽しみに見ています。

 ところが、気になる点がひとつあります。
 それは、番組のタイトルです。


 ほとんどすべての日本人は、ダーウィンの進化論が科学的に正しい
 と信じています。

 でも、世界的に見ると、必ずしもそうではありません。

 現にアメリカでは、進化論を公的な授業で教えることに、
 制限を設けている所も多いのです。


 日本人には、当たり前のように信じられている進化論ですが、
 これとは正反対の考えがある、ということを知ることは、
 あながち悪いことではないかもしれません。

 正反対の考えとは「創造論」です。

 進化論と創造論のどこがどう違うかと言うと…

 
 進化論は、「すべてのものは偶然によって出来上がり、
 何億年という年月をかけて、アメーバやクラゲのようなものが
 魚になり、それが色々な動物に変わって、さらにサルのような
 ものから今の人間になった」と主張します。


 それに対して創造論は、「すべてのものは偶然によってではなく、
 神よって、それぞれの種に従って創造された。」と説きます。

 つまり、「サルはサルとして、人は人として」造られた、
 ということです。


 進化論によれば、「私という人間は単なる偶然の産物であり、
 どこから来てどこに行くのかわからない存在」、ということに
 なります。

 対する創造論によれば、私という人間は神様の愛の対象として
 造られ、ある特別の目的のもとに生かされ導かれている、
 ということです。


 …どちらが正しいのでしょうか?

 それは結局、各人のチョイスなのでしょう。


 私自身は、かつてこのような体験をしました。

 それは、人間の内耳にある「耳石器」というものの働きを知って、
 凄くびっくりした、ということなんです。

「耳石器」とは何かというと、柔らかい歯ブラシの毛のような
 感覚細胞の上に、小さな石のような耳石がたくさん乗っていて、
 人間が体を動かすと耳石も動き、それを感覚細胞の毛の傾きに
よって感じ取り、人間は体の位置関係を知るのだそうです。


  http://iss.jaxa.jp/shuttle/flight/sts90/pict/structure_s.jpg


 こんなに精巧なものが偶然によって出来るでしょうか?

「そんなはずはない、これは神の創造だ」、と
 私は画像を見て強く確信させられたのでした。




      The Lord who created you says,
 “You are precious to me. I love you.”

             BIBLE(Isaiah 43:4)


 〔あなたを形造った方、主はこう仰せられる。
 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。
  わたしはあなたを愛している。」〕

            聖書(イザヤ書 43章4節)
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# by danueno | 2011-10-05 16:04 | 編集後記

アグレッシブ・リスニング その3

日本人に最適の英語学習法 (13)

        アグレッシブ・リスニング その3


「SIMうんちく」は、このところ「アグレッシブ・リスニング」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。

 アグレッシブ・リスニングとは、
 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方ではなく、
 積極的にいわば「攻撃的に」英語と向かい合う姿勢、でしたね。

 例文を見てみましょう。


 ------------------------------------------------------
 
   I want to go to see a movie next week.

 ------------------------------------------------------


 I want to go … という英語を聴いたら、すかさず
 「いったいどこに行きたいんだろう?」と
 積極的に期待(Anticipation)することが大切でしたね。


「期待」があるからこそ、次に来る言葉に意識が集中します。

 そして、次の … to see a movie (映画を見に)を聴くことで
 その期待が満たされます。

 ただし、「期待」ができるためには前提条件がある、
 ということでした。

 それが「保持」(retention リテンション)です。
「保持」がなければ「期待」することはできません。


「保持」とは、I want to go … を聴いたときに、
これを頭の中にしっかり記憶してから、続く言葉、
to see a movie … next week.
を聴く、ということでしたね。


 この保持がしっかりなされない場合、
「今のは何という内容だったのだろう?」と、元の英文に返って
 意味を確認するために「返り読み」になってしまいます。

 そうではなくて、英語をセンスグループごとに、

  I want to go (私は行きたい) …

  to see a movie (映画を見に) …

  next week.(来週)

という具合に、その都度しっかり保持しておくから、
前に戻ることなく、全文を聴き終わった瞬間にすべての内容が
理解できるようになる、というわけですね。

 ただし、ここで注意すべき点がある、というお話でした。



 …前回は、ここまでです。

 今日は、ここから(↓)



 注意すべき点とは何かと言いますと?

 それは、「聴き終わった後、頭の中で日本語の語順に
 組み替えて理解してはいけない」ということです。


 日本人はどうしても「私は来週映画を見に行きたい」という
「日本語の思考法」で理解しないと、どこか腑に落ちない
 気がするものです。

 でも、それでは事実上「返り読み」になってしまいます。


 あくまで「私は行きたい → 映画を見に → 来週」という風に、
 その都度、センスグループごとに英語の語順で保持し、
 そのまま一方通行で input するのが秘訣です。

 このように見てくると、「期待」と「保持」は必ず
 ワンセットになっていることが判ります。


「保持」するから「期待」することができるのです。

 結局、リスニングの秘訣は、センスグループごとに内容を
「保持」しながら、次の展開を「期待」しつつ英語を聴く、
 つまり「アグレッシブ・リスニング」(Aggressive Listening)
にあり、これが英米人のような「英語の思考法」を
身につける上で決め手になります。


 最初は、「期待」も「保持」もなかなか難しいでしょうが、
 少しずつでもこれらを意識しながら実行するうち
 次第に慣れてきますよ。


 この続きは、また来週。

 
       …お楽しみに!   
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# by danueno | 2011-09-28 16:25 | SIMうんちく

「人生の空しさは神様を受け入れるためのポケット」

 「空の空」という言葉から語り始める書物があります。

 こんな感じです…。

-----------------------------------------------------

  空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
  日の下で、どんなに労苦しても、それが人に
  何の益になろう。

------------------------------------------------------


 何とこれは、深い人生のむなしさを感じさせる言葉では
 ないでしょうか。

 仏教では「色即是空」という言葉がありますので、
 仏教系の書物かと思いがちですが、そうではありません。

 これは聖書の中の「伝道者の書」という書物の一節です。


 伝道者の書は、ソロモン王によって書かれました。
 ちょっと続きを読んでみましょう。


 ---------------------------------------------------------

伝道者である私は、エルサレムでイスラエルの王であった。
私は、天の下で行なわれるいっさいの事について、
知恵を用いて、一心に尋ね、探り出そうとした。

私は、日の下で行なわれたすべてのわざを見たが、
なんと、すべてがむなしいことよ。風を追うようなものだ。

---------------------------------------------------------


 以前にもご紹介しましたが、ソロモン王はこの世の
 ありとあらゆるものを手に入れることができた人物です。

 大金、数え切れない女性、快楽、神殿建設の大事業、
 ビッグビジネス、貿易、豪邸、宮殿、大庭園、あらゆる食物、
 地位、名誉、栄光、知恵…。


 しかし、それらのものをどれほど多く手に入れても、
 ソロモン王は心の中のむなしさを解消することができなかった
 のです。

 結論として、ソロモン王は次のように述べています。


 --------------------------------------------------------

  結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。
神を恐れよ。神の命令を守れ。
これが人間にとってすべてである。

             (伝道者の書 12章13節)

--------------------------------------------------------


 ソロモン王は、結局、「神様に出会うことである」、
 と結論づけたのです。


 17世紀フランスの哲学者パスカルは、
「人間の心の中には神のかたちをした空洞(God-shaped vacuum)
があるので、神様を求めなければ、空しさは消え去らない」
 と言いました。

 私達の心にある空洞は、神様によってしか埋まらない、
 ということです。


 ですから、「人生の空しさは神様を受け入れるためのポケット」
 とも言うことができるでしょう。

 このポケットが大きければ大きいほど、
 その人は神様に近いのです。
 


      "Vanity of vanities," says the Preacher;
"Vanity of vanities, all is vanity." What profit has
  a man from all his laborIn which he toils under
  the sun?
             BIBLE(Proverbs 1:2,3) 
  

 〔空の空。伝道者は言う。空の空。すべては空。
  日の下で、どんなに労苦しても、それが人に
  何の益になろう。〕
             聖書(伝道者の書 1章2,3節)
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# by danueno | 2011-09-28 16:25 | 編集後記

アグレッシブ・リスニング その2

日本人に最適の英語学習法 (12)

         アグレッシブ・リスニング その2


「SIMうんちく」は、このところ「日本人に最適の英語習得法」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。
 前回は、「アグレッシブ・リスニング」でした。


 アグレッシブ・リスニングとは何かというと、
 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方ではなく、
 積極的にいわば「攻撃的に」英語と向かい合う姿勢、でしたね。

 

 例文です。覚えてますか?


 ------------------------------------------------------
 
   I want to go to see a movie next week.

 ------------------------------------------------------


 I want to go … という英語を聴いたら、すかさず
 「いったいどこに行きたいんだろう?」と
 積極的に期待(Anticipation)することが大切でしたね。


 日本語は最初に付帯する情報を言って、最後に結論(述語動詞)が
 来ます。

 しかし、英語は最初に結論があります。

 そして、センスグループごとに次々と、これに付帯する情報を
 付け加えていくのです。


 ですから、I want to go(僕は行きたい) … の時点で、
 不足している情報、「いったいどこに行きたいんだろう?」の
 充足を求めて、次々と「期待」しながら聴き進むことが
 ポイントになります。

 つまり、「期待」が先にあるからこそ、次に来る言葉に
 意識が集中するわけですね。


 そして、次の … to see a movie (映画を見に)を聴くことで
 期待が満たされます。

 また、「期待」と「充足」を意識するからこそ、
 センスグループごとの情報がバチッと頭に入ってくるのです。


 このように、センスグループごとに意識的に、次の展開を
「期待」する習慣を身に付けるようにします。

 そうすることによって、英語への集中力が高まり、いっそう速く、
 そして正確に英語が理解できるようになるんですね。

 
 ただし、「期待」ができるためには前提条件があります。


 
  …ここまでが、前回の復習です。

  今日は、ここからです



 それは何かというと、「保持」(retention リテンション)
 することです。

「保持」がなければ「期待」することはできません。


「保持」とは、I want to go … を聴いたときに、これを頭の中に
 しっかり記憶してから、続く言葉、to see a movie … next week.
 を聴く、ということです。


 なぜなら、この保持がしっかりなされない場合、
「今のは何という内容だったのだろう?」と、元の英文に返って
 意味を確認しなくてはならないからです。

 それでは結局、「返り読み」になってしまいます。


 そうではなくて、英語をセンスグループごとに、

  I want to go (私は行きたい) …

  to see a movie (映画を見に) …

  next week.(来週)という具合に、

 その都度しっかり保持しておくから、前に戻ることなく、
 全文を聴き終わった瞬間にすべての内容が理解できるようになる、
 というわけですね。


 ただし、ここで注意すべき点があります。


 …それは、何かと言いますと?

 そのことについては、また来週お話ししましょう。

 
        …お楽しみに! 
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# by danueno | 2011-09-21 12:39 | SIMうんちく

「処女から生まれた人?」

 9月18日の朝日新聞「よみたい古典」というコーナーに、
 大変に興味深い記事が載っていました。

「聖書をどのように読むか」というアンケートに対して、
 多くの人が様々の意見を書いておられました。

 その中には、たとえば、
「奇跡の記述にこだわらない方が良い」
 という意見がありました。


 処女マリアからイエス・キリストが生まれたり、
 病人をいやしたり、死者を生き返らせたり、
 何より自身が処刑後に復活したという記述は、
 現代人には受け入れがたいものでしょう。

 だから、奇跡をはぶいて聖書を読めば、
 理性的にも納得できる「人生の教訓」が書かれた良書、
 ということにでもなるのでしょうか。


 おっしゃった方の気持ちは解らないではないのですが、
 キリスト者である私からすれば、残念ながらこの意見は、
「的はずれ」と言わざるを得ません。

 なぜなら人間が、神であるイエス・キリストを、
「人間のレベル」に引き降ろしていくら理解しようとしても、
 理解できるわけがないからです。


 神様の存在は、人間が考えても解るものではありません。
 解らないから神なのです。

 人間のちっぽけな理性で把握できるような神様なら、
 そんなものは本当の神様ではない、ということですね。


 人間の頭ではとうてい理解できない存在、
 ピンと来ない存在、考えてもわからない存在、そこから、
「信仰」という魂の飛翔が生まれます。

 私達は、理解できるものを「信じる」とは言わないのです。


 結論を言いますと、
 聖書は「奇跡の記述」があるから素晴らしいのです。

 イエス・キリストはなぜあのような奇跡がおできになったのか。
 それはイエス・キリストが神だからです。


 処女マリアから生まれ、病人を癒し、死者を生き返らせ、
 ご自身が死からよみがえることが出来た理由は、
 イエス・キリストが神であることの証拠です。

 人間ではなく神様だから、何でもおできになるのです。
 全知全能の神様にとって、奇跡とは普通のことなのです。

 これは理屈に合っているのではないでしょうか?



   Do not believe me unless I do the works of my Father.
 But if I do them, even though you do not believe me,
 believe the works, that you may know and understand that
 the Father is in me, and I in the Father.

               BIBLE(John 10:37) 
  

 〔もしわたしが、わたしの父のみわざを行なっていないのなら、
  わたしを信じないでいなさい。しかし、もし行なっているなら、
たといわたしの言うことが信じられなくても、わざを信用しな
さい。それは、父がわたしにおられ、わたしが父にいることを、
あなたがたが悟り、また知るためです。〕

               聖書(ヨハネ伝 10章37節)
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# by danueno | 2011-09-21 12:38 | 編集後記

日本人に最適の英語学習法  その11

           アグレッシブ・リスニング


「SIMうんちく」は、このところ「日本人に最適の英語習得法」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。

 前回は、「語順の問題」とリスニング、その2でした。

 内容は、私たち日本人にとって、英語で最も難しいのは、
「動詞が最初に来る事だ」ということでした。


 英語の文章の根幹は、まず「S+Vありき」です。

 ところが日本語は、述語動詞Vが最後に来て結論になります。

 たいていは、SとVがグーンと離れて文章の最後にあります。

 私たち日本人は、このような日本語の特性に慣れているので、
 英語を聞く時も、最後まで待ってしまう習慣がある、
 ということでしたね。

 
 実は、これが、リスニングの場合の大きな障害になるんです。

 つまり、リスニングの場合は、音声が次々と消えてしまい、
「返り読み」ができないから、ということですね。

 その結果、わけが分からなくなり、パニックになってしまうのです。


 ですから、それを矯正するために、S+Vをまずバシッと捉えて、
 意味のまとまりであるセンスグループごとに、「英語の語順」で
 理解しなければならない、ということでした。


 ところがここで、おろそかにできないひとつのポイントがある、
 ということでした。

 それが、アグレッシブ・リスニング(Aggressive Listening)
 なのです。



 …ここまでが、前回の復習です。

 今日は、ここからです。



 アグレッシブ・リスニングとは何かというと、
 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方ではなく、
 積極的にいわば「攻撃的に、積極的に」英語と向かい合う姿勢です。
 

 例をあげて具体的に説明してみましょう。
 判りやすいように、あえて簡単な例文にしました。


  ------------------------------------------------------
 
    I want to go to see a movie next week.

  ------------------------------------------------------


 リスニングでは、まず、I want to go … 
 という英語を聴いたら、すかさず
「いったいどこに行きたいんだろう?」と
 積極的に期待(Anticipation)することが大切なんです。

 英文をダラーッと最後まで聴いてから、意味を考えているのでは、
 日本語特有の「返り読み」のクセが抜けません。


 日本語は最初に付帯する情報を言って、最後に結論(述語動詞)が
 来ます。

「私は来週、映画を見に行きたい」という具合です。

 しかし、英語は違います。


  --------------------------------------------------------- 

    I want to go … to see a movie … next week.

  ---------------------------------------------------------


 このように、英語では最初に結論があります。

 そして、センスグループごとに次々と、これに付帯する情報を
 付け加えていくのです。

 ですから、I want to go(僕は行きたい) … の時点で、
 不足している情報、「いったいどこに行きたいんだろう?」の
 充足を求めて、次々と「期待」しながら聴き進むこと
 がポイントになります。


 つまり、「期待」が先にあるからこそ、次に来る言葉に
 意識が集中するわけです。


 そして、次の … to see a movie (映画を見に)を聴くことで
 期待が満たされます。

 また、「期待」と「充足」を意識するからこそ、
 センスグループごとの情報がバチッと頭に入ってくるのです。


 このようにSIM同時通訳方式では、文頭から英語の語順で、
 センスグループごとに理解していきますが、その時、意識的に
 次の展開を「期待」する習慣を身に付けるようにします。


 そうすることによって、英語への集中力が高まり、いっそう速く、
 そして正確に英語が理解できるようになるんですね。

 
 ただし、「期待」ができるためには前提条件があります。


 それは何かというと…。



 そのことについては、また来週お話ししましょう。

 
  …お楽しみに! 
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# by danueno | 2011-09-14 17:10 | 編集後記

「究極の自由」

 人は「自由」にあこがれます。

 自分の住みたい場所に住み、したい仕事をし、好きな人と暮らし、
 生きたいように生きる、それが保証される国に住めることは
 確かに有り難いことです。


 それで私達は、さらなる自由を求めます。

 自分の心の命じるままに食べ、飲み、寝て、起きる生活、
 何でも欲しい物が買えて、行きたい場所に行ける生活ができたら
 さぞや幸せだろうと想像します。

 つまり人間は、もっと自由で、さらに伸び伸びと、
 より束縛されない、そんな「究極の自由」を心のどこかで
 切実に求めているのではないでしょうか。


 ところが人間とは不思議なもので、好きなことを好きなように
 したとしても、それで本当に自由になるとは限らないのです。

 かつての賢王ソロモンはこう書きました。


----------------------------------------------------------------

  私は事業を拡張し、邸宅を建て、ぶどう畑を設け、
庭と園を造り、そこにあらゆる種類の果樹を植えた。

私はまた、銀や金、それに王たちや諸州の宝も集めた。
私は男女の歌うたいをつくり、人の子らの快楽である
多くのそばめを手に入れた。

私は、私の目の欲するものは何でも拒まず、心のおもむくままに、
あらゆる楽しみをした。

しかし、私が手がけたあらゆる事業と、そのために私が骨折った
労苦とを振り返ってみると、なんと、すべてがむなしいことよ。

風を追うようなものだ。

           聖書(伝道者の書 2章4節から11節)

 ------------------------------------------------------------------ 


 ソロモン王は、聖書に出てくるすべての王様の中で、最も賢く、
 しかも富と権勢を誇った王様でした。

 欲しい物は何でも手に入れることが出来ました。
 しかし彼は、それらの営みを「なんと、すべてがむなしいことよ。」
 と述懐したのです。「風を追うようなものだ」と…。
 

 結局、人は自由になろうと努力すればするほど、
 自分が自分の奴隷であることを思い知るのです。

 人間は、どこまでも欲しがって飽くことを知らない欲望という名の
「罪の性質」の奴隷なのです


 聖書は「究極の自由」について、こう語っています。


-------------------------------------------------------------

  もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたは
ほんとうに自由なのです。
             ヨハネ伝 8章36節

-------------------------------------------------------------


「子」とは、御子イエス・キリストです。

 私達が自分の欲を中心とした生活を改め、
 イエス様を中心とした生活に進む時に、私達は本当の自由、
「究極の自由」を手に入れることができます。



  So if the Son sets you free, you will be free indeed.

               BIBLE(John 8:36) 
  

  〔もし子があなたがたを自由にするなら、あなたがたは
ほんとうに自由なのです。〕

               聖書(ヨハネ伝 8章36節)
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# by danueno | 2011-09-14 17:09 | 編集後記

日本人に最適の英語学習法  その10

         「語順の問題」とリスニング(2)
  

「SIMうんちく」は、このところ「日本人に最適の英語習得法」
 というテーマでお話しています。


ちょっと前回の復習をしましょう。

 前回は、そもそもリスニングにおいて「語順の問題」がなぜ、
 これほど重要なのか、ということでした。

 それは、日本語と英語の根本的な差異による、というお話
 でしたね。


 そして、日本人がなぜ、これほどまでに英語を聴き取るのが
 困難なのか、その理由も「語順の問題」に帰結する、
 ということでした。


 たとえば、5文型を見ても、すべての文型がまず、
 主語(S)+述語動詞(V)ではじまります。

 つまり、英米人の発想の根本は、S+Vなのですね。

 そして、この部分の意味内容が、それから後の語句を決定する力を
 持っている、ということです。


 このことに関して、ジャック・ハルペンさんの例をあげました。

 彼が日本語で最も難しかったのは、「動詞が最後に来る事だ」と
 いうことでした。




 …ここまでが、前回の復習です。

 今日は、ここからです。


 ハルペンさんにとって、日本語で最も難しかったのは、
「動詞が最後に来る事だ」ということならば、
 私たち日本人はどうなるのでしょうか。


 私たち日本人にとって、最も難しいことは、その反対、
 ということにはならないでしょうか。

 つまり、私たちにとって、英語で最も難しいのは、
「動詞が最初に来る事だ」ということです。


 英語の文章の根幹は、5文型を見ても分かるとおり、
 主語Sと述語動詞Vが直結しています。

 まず「S+Vありき」ということですね。


 ところが日本語は、述語動詞Vが最後に来て結論になります。

 たいていは、SとVがグーンと離れて、文章の最後にある。


 私たち日本人は、このような日本語の特性に慣れているので、
 英語を聞く時も「最後まで待ってしまう」、という習慣があります。

 
 そして英文を最後まで聞いてから、やおら文頭に戻ろうとしますが、
 リスニングの場合は、音声が次々と消えてしまい、
「返り読み」ができません。

 その結果、わけが分からなくなり、パニックになってしまうのです。


 ですから、それを矯正するために、S+Vをまずバシッと捉えて、
 意味のまとまりであるセンスグループごとに、「英語の語順」で
 理解しなければならない、というわけですね。


 ところがここで、上記の注意と共に、おろそかにできないひとつの
 ポイントがあるんです。

 それは何かと言いますと…。

 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方では、
 リスニング力は絶対に伸びない、ということです。

 そのように受け身で英語を聞くのではなく、積極的にいわば
「攻撃的、かつ積極的に」英語と向かい合う姿勢が大切です。

 
 これを、アグレッシブ・リスニング(Aggressive Listening)と
 呼びます。

 アグレッシブ・リスニングとはいったい何でしょうか?



  …そのことについては、また来週お話しします。

  

                  …お楽しみに!
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# by danueno | 2011-09-08 10:03 | SIMうんちく

「試供品のいのち」  

 試供品マニアという言葉があるそうです。

 試供品、つまり無料のサンプル品ですが、これを収集し利用する
 マニアの方が世の中にはおられるのですね。

 試供品.comとか、その手のサイトが沢山あって、
 サイトをのぞいてみると、紙おむつや粉ミルクなどのベビー用品、
 化粧品サンプル、健康食品など、多種多様な試供品が存在します。


 かく言う当研究所にも試供品があって、
 リスニング教材「スーパーエルマー」の試聴サンプルを
 無料で提供しています。

 内容は、教材の学習理論を詳しく説明した80頁にわたる本に、
 私がレクチャーしたCDが付いています。

 この本を読み、試聴CDを聴くだけで、
 英語学習はどの方向に向かってやるべきか(「返り読みしない」)
 効果的な学習法などについての非常に有益な知識を得ることが
 出来ます。

 ところが、この試供品だけで根本的な英語力UPを果たそうとしても
 それは無理な話です。

 もちろん、「試聴サンプルだけでスコアが上がった」
 という報告はありますが、一般的にはやはり、本教材を買って
 いただかないと、本当の力は付きません。



 このことは、聖書の世界に通じると思いました。

 私達は、人間のいのちが、限りあるものと知っています。

 それで空しい思いになったり、永遠のいのちにあこがれて、
 不老不死の薬を開発しようとします。

 ところが聖書には、永遠のいのちを得る方法が書いてあるのです。
 イエス・キリストを信じる信仰による、永遠のいのちです。


 つまり、人間のいのちは限りある試供品のようなものですが、
 聖書は、それを永遠化することが出来ると、しかもタダであると、
 それはそれは凄いことを語っているのです。

 なぜタダなのか、それはイエス様が十字架にかかって、
 本来払うべき罪の債務を、私達のかわりに支払ってくださったから
 なのです。



    For God so loved the world that he gave his one and
  only Son, that whoever believes in him shall not perish
  but have eternal life.
               BIBLE(John 3:16)   

  〔神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、
   世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして
滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。〕

               聖書(ヨハネ伝 3章16節)

  ※「世を愛された」とは、世にある私たち人間を愛された
    という意味です。
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# by danueno | 2011-09-08 10:01 | 編集後記

 「語順の問題」とリスニング

日本人に最適の英語学習法  その9

         「語順の問題」とリスニング
  


「SIMうんちく」は、このことろ「日本人に最適の英語習得法」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。

 前回は、Jumpを聴く時の注意すべきポイント、というお話でした。

 内容は、元の英文 Jumpを聴く時、「返り読み」的発想に戻らない、
 ということでしたね。


 Jumpの段階では、あくまで文頭からセンスグループごとに、
 意味を瞬間的にとらえていくように、特に気を付けなければ
 なりません。


 それに、たいていの学習者がしている英語の学習とは、
 Hop,Skip&JumpのうちのJumpだけを聴いているのと同じだ、
 というお話もしました。

 つまり、英語をそのまま繰り返し何度も聴いているだけ、
 ということです。


 これでは、リスニング力はなかなか身に付きません。

 それでは「語順の問題」が全く解決されていないからですね。


 Hopと Skipで「語順の問題」を解決してから英語を聴かなければ、
 実は何の意味もありません。


 結局、Hopと Skipが決定的に大切なのだ、ということでしたね。



 …以上が、前回の復習です。

 今日は、ここからです。


 今回は、「語順の問題」とリスニングとの関係について、
 もっと踏み込んだお話をしましょう。


 そもそも、リスニングにおいて、「語順の問題」がなぜ、これほど
 重要なのか、それは、日本語と英語の根本的な差異によります。


 そして、日本人がなぜ、これほどまでに英語を聴き取るのが
 困難なのか、その理由も「語順の問題」に帰結するのです。



 いつか5文型のところでもお話ししましたが、
 5文型のそのひとつひとつ見てみると、すべての文型がまず、
 主語(S)+述語動詞(V)ではじまることがわかります。


 つまり、英米人の発想の根本は、S+Vなのです。

 そして、この部分の意味内容が、それから後の語句を決定する力を
 持っているのです。


 したがって、この部分を他の部分から取りだして、まず考えることが
 極めて大切です。

 これが「ネイティブ思考法」を身につける重要な鍵の一つになります。


 ジャック・ハルペンという日本語弁論大会で優勝したことのある
 ユダヤ人がいますが、この人が書いた『日本と日本語大論争』という
 本には、大変参考になることが書いてあります。


 彼はドイツで生まれ、ヨーロッパを転々と追われて生活しなければ
 なりませんでした。

 次々に違う国で生活するには、その国のことばを覚えなければ
 生きていけませんでした。


 そういう厳しい現状の中で、ドイツ語をはじめヨーロッパの言語を
 何か国語も覚えたのです。


 あるとき、イスラエルのキブツ農場で日本人に出会い、それまで
 自分が覚えたことばとは全く違う日本語に接して、彼は日本語に
 魅せられ、日本へやって来たのです。


 そして日本語をマスターして、何冊も本を書き、漢字辞書さえ
 出版したそうです。

 その彼が日本語で最も難しかったのは、「動詞が最後に来る事だ」と
 言っています。


「僕が使っている言葉はいつも動詞が先に出たがっていると言うか、
 言わないではいられないんです。

 これは深い本能的な意思、反応なんです。物事を考える時に、
 動詞を先に出すのは僕たちの本能みたいなものですが、日本語では
 それが逆になるので頭の中でとてもひっかかるんです。」

 …と言っています。


 ここには、日本人が英語を学ぶ上で障害になっている問題を、
 根本的に解決するカギが隠されています。


 では、そのカギとは何でしょうか?



 この続きは、また来週お話しします。


      …お楽しみに! 
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# by danueno | 2011-08-31 16:31 | SIMうんちく

「天は自ら助くる者を助く?」 

「天は自ら助くる者を助く」ということわざがあります。

 これは、自力で努力する人には天が援助を与える、
 という意味です。

 英語では次のように言います。


  --------------------------------------------

 God helps those who help themselves.

--------------------------------------------


 このことわざを欧米人の多くは、聖書のみことばと
 勘違いしているようですが、聖書のどこにも
 このような記述はありません。


 念のため「help」で聖書を検索すると122箇所
 ヒットしますが、そのどこを見ても、
 似たような教えさえ書かれていません。


 実は、「自力で努力する人には天が援助を与える」
 という思想は聖書の教えとは正反対であり、
 ある意味、神様への冒涜なのです。


 もちろん、「だから、のらくらと生きて良いのだ」、
 ということではないのですが、少なくとも聖書では、
 人間の頑張りが神様にあまり評価されないのです。

 いったい、なぜだと思われますか?


 答は、自分の頑張りで何かを成したと思う時、
 人間は高ぶってしまうからです。

 その行き着く所は、「俺はできる」「神様なしでもOK」
 という思い上がりです。

 神様は、高ぶる者を忌み嫌われます。


 ちなみに、世の中の成功者を思い浮かべてみましょう。

 往々にして、自信たっぷりで横柄な人が多いのではない
 でしょうか。

 もちろん例外もあって、謙虚な方もおられるでしょうが、
「成功は人を高ぶらせやすい」ということも、
 一般的な事実としてあると思います。

 逆に、世間の荒波に砕かれ、逆境をくぐり抜けた人には、
 柔和で謙遜な方が多いようですね。


 聖書によれば、被造物である人間は、神様の助けがなければ
 何にもできない弱い存在だと書かれています。

 たとえば、私達は夜、寝ている時、自分で心臓を動かしている
 でしょうか?

 自分の力で呼吸しているのでしょうか?

 鼓動も呼吸も、すべて神様が、私達人間を支えてくださって
 いるのであり、私達は神様に生かされているのです。

 ですから私達が、神様に生かされている者として、
 神様を畏れ敬い、へりくだって神様の助けを求めるなら、
 大きな恵みを受けます。


 聖書には、次のようなみことばがあります。

 これこそ、私達が豊かな人生を送る秘訣だと思います。



    The blessing of the LORD brings wealth, without painful
 toil for it.
               BIBLE (Proverbs 10:22)


 
〔主の祝福そのものが人を富ませ、人の苦労は何もそれに加えない〕

               聖書(箴言 10章22節)
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# by danueno | 2011-08-31 16:30 | 編集後記

Jumpを聴く時の注意すべきポイント

● 日本人に最適の英語学習法 ●

- Jumpを聴く時の注意すべきポイント -
  


「SIMうんちく」は、このところ「日本人に最適の英語習得法」
 というテーマでお話しています。

 前回は、Skipで「英語の語順」で理解するというお話でしたが、
  一回空いてしまいましたので、ちょっと復習しておきましょう。


 Skipとは、Hopから日本語訳の部分を取り除き、そこに無音の
 ポーズを置いたものでしたね。

 そのポーズで何をするかと言いますと、そこで、センスグループ
 ごとの意味を、素早くイメージする、ということでした。

 このSkipでトレーニングすると、「英語の語順」で瞬間的に、
 内容を聞き取ることができるようになります。


 そして、Skipの訓練は、最初のうちは、フレーズの意味を
 日本語でイメージしてもかまわない、ということでした。

 ですが、慣れるにしたがって、次第に日本語から離れて、
 英語だけで内容をイメージするようにします。


 そうすると、英語が「英語の語順」で「英語のまま」
 理解できるようになります。
 
 つまり、Hopが積極的に日本語の触媒効果を利用して、
 英語の意味をバチッとinputする訓練だとしたら、
 Skipは日本語から離れて、「英語を英語のまま」理解する訓練である、
 ということでした。



 …ここまでが前回のお話でした。

 今日はここからです。


 今回は、Hop,Skip&Jumpの Jumpについてお話しします。

 Jumpとは、そのままの元の英文を聴く訓練です。

 Hop、Skipとトレーニングを積んできましたので、この段階で、
 かなり「ネイティブ思考法」が身に付いているはずです。

 ですから、元の英文Jumpを聴いても、瞬間的にその意味がわかる
 段階に達しているでしょう。


 ところが、ここで注意しなければならないことがあります。

 それは、元の英文を聴く時、「返り読み」的発想に戻らないことです。


「返り読み」のクセは、HopとSkipのトレーニングによって、
 かなり解消されていることと思いますが、元の英文を聴いた時に、
 この「返り読み」の感覚が甦らないように気を付ける、
 ということですね。


 ですから Jumpの段階では、あくまで文頭からセンスグループごとに、
 意味を瞬間的にとらえていくように、特に気を付けなければなりません。


 いかかでしょうか?

 以上、Hop,Skip&JumpのJumpについて説明しました。



 今日まで何回かに分けて、スーパーエルマーのHop,Skip&Jumpに
 ついて、説明してきましたが、このHop,Skip&Jumpで訓練すると、
 驚くほどのリスニング力が身に付きます。


 なぜなら、特に Hopと Skipのトレーニングによって、
 英語を「英語の語順」でセンスグループごとに頭から理解していく、
「ネイティブ思考法」が身に付くからです。


 つまり、ネイティブと同様の思考法に脳が切り替わるので、
「英語が理解できて当然!」というわけですね。

 その証拠に、スーパーエルマー受講生から、リスニング満点、
 スコア激伸が続出していますが、これは、当たり前の結果に過ぎない
 のです。


 ところで、ここまで私の説明をお聞きになった方の中には、
 ある重大なことに気づかれた人がいるかもしれません。

 それは、たいていの学習者がしている英語の学習とは、
 Hop,Skip&JumpのうちのJumpだけを聴いているのと同じだ、
 ということです。

 つまり、英語をそのまま繰り返し何度も聴いているだけ、
 ということです。


 もちろん、全文訳が付いていたり、自分で調べたりとかで、
 英文の意味はわかっているかもしれません。

 でも、それでは、リスニング力はなかなか身に付かない
 のです。

 なぜなら、それでは「語順の問題」が全く解決されていない
 からです。


 Hopと Skipで「語順の問題」を解決してから英語を聴かなければ、
 実は何の意味もありません。

 スーパーエルマー受講生の中にも、Hop,Skip&JumpのHopとSkipを
 すっ飛ばして、Jumpばかりを聴く人がいますが、それでは上達は
 おぼつきません。

 結局、Hopと Skipが決定的に大切なのだ、というわけですね。


 皆さんも、圧倒的なリスニング力を身につけたい、とお考えなら、
 ぜひ一度、スーパーエルマーを検討してみてはいかがでしょうか。


 以上、「SIMうんちく」でした。


 来週は、「語順の問題」とリスニングとの関係について、
 もっと踏み込んでお話をいたします。


 ご期待ください。


     …それでは、また来週! 


      … お楽しみに!
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# by danueno | 2011-08-24 16:22 | SIMうんちく