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「SIMの英文法」その59

            「第3文型」その1


 今日から第3文型です。

 その前に、前回の第2文型の復習をしましょう。

 まず例文です。


 -------------------------------------------------------------------

   Home is the first center… of emotional and social development…

  for a child.

 -------------------------------------------------------------------


 これを、文頭から「英語の語順」で読むと、

 まず「家庭が最初の中心的場所である」と言っています。


 そして、それが何の中心的な場所なのかを説明するために、

 次のセンスグループで、「情緒的、社会的発達の」という

 形容詞句が使われています。


 最後に、誰の「社会的発達」であるかを説明するために

 for a child「子供の」(形容詞句)で説明しています。


 そうすると、SIM訳はこうなります。

 -------------------------------------------------------------------

  家庭が最初の中心的場所である… 情緒的、社会的発達の… 子どもの。

 -------------------------------------------------------------------


 さて、注意点としては、『これを頭の中で「返り読み」して、

 一文にまとめない』ということでしたね。 


 あくまで、「家庭が最初の中心的場所である」「情緒的、社会的発達の」

 「子どもの。」という3つの情報として input するということでした。




 今日はこの続きで、第3文型です。

 さっそくいってみましょう。


 ご承知のとおり、第3文型はS+V+Oですが、

 第3文型になっても基本は同じです。


 文頭から、センスグループごとに「英語の語順」で inputする。

 これが速く正確な理解のポイントになります。



 では例文です。


 -------------------------------------------------------------------

  We can make all kinds of arrangements by telephone.

 -------------------------------------------------------------------


 例によって、これを、センスグループごとに句切ってみますが、

 第3文型の場合は、ひとまずS+Vで区切りましょう。


 -------------------------------------------------------------------

  We can make…all kinds of arrangements…by telephone.

 -------------------------------------------------------------------


 すると、上記のようになりますね。


 ここで注意すべきポイントは、makeは「作る、する、させる」などと、

 場合によって意味を選択しなければなりないことです。


 これらの意味を念頭に置いて次を読みます。


 すると、all kinds of arrangementsですから、

 具体的な物を「作る」のではなく、「する」のだという訳を瞬間的に

 選択してください。


 英米人はそのような頭の働かせ方をしています。



 ところで、all kinds of arrangementsは、

 一番小さなセンスグループで句切って直読直解すると、

「あらゆる種類を…取り決めの」となります。


 つまりこの文は「すべての種類を」と言っておいて、

 次に何の種類なのかをof arrangements「取り決めの」という

 形容詞句で説明しているのです。


 最初の段階では、センスグループを細かく句切って読んでいくことが、

「ネイティブ思考力」を養う上で重要なカギとなります。


 しかし、「ネイティブ思考法」が身についてくるにつれて、

 次第にセンスグループの spanを長めにとって把握していくことも

 可能になります。


 ですから all kinds of arrangementsを一つのセンスグループとして捉え

「あらゆる種類の取り決めを」とSIM訳してもよいでしょう。



 続きを読みましょう。

 最後のセンスグループでは、 by telephone「電話で」と副詞句で、

 その手段が述べられています。


 したがって、SIM訳は下記のようになります。


 -------------------------------------------------------------------

 私たちはすることができる … あらゆる種類の取り決めを … 電話で。

 -------------------------------------------------------------------


 いかがでしょうか?

 このようにセンスグループごとに、文頭からパッパッパッと

 意味を取っていくようにしてください。


        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-09-29 15:55 | SIMうんちく

You shall not murder.

 TVや新聞を読むと殺伐とした事件が多いこの頃です。

 ある時、学校の先生が生徒から「なぜ人を殺してはいけないんですか?」

 ときかれて、とっさに答られなかった、という記事を読みました。

 まさに、命の価値が不当に軽く扱われる現代ならではの話です。


 ところで、なぜ人を殺してはいけないのでしょうか?

 よく「人の命は全世界より尊い」と言われますが、なぜ人の命は

 それほどまでに尊いのでしょうか?


 明快に答えられる人は少ないかもしれません。
 
 私もうまくこたえられません。

 というか、人間には答えられないのではないでしょうか。

 神様にしか答えられない質問だと思います。


 聖書は何と言っているでしょうか。

 そのわけは、「人間は神様によって造られたからだ」

 と書いてあります。 だから尊いのだと。

「神様によって造られた被造物だから勝手に殺してはいけない」

 ということですね。


    So God created man in his own image, in the image

  of God he created him; male and female he created them.

              Bible(Genesis1:27)


  神はこのように、人をご自身のかたちに創造された。
  神のかたちに彼を創造し、男と女とに彼らを創造された。

              聖書(創世記 1章27節)



 また、旧約聖書には有名な十戒というものがあって、

 そこにははっきりと、You shall not murder. 殺してはならない、

(出エジプト記20章)と書いてあります。


 そして、このような神様の戒めは、神様によって人間の心に

 しっかり書き込まれている、とも書かれています。
 
 これがいわれゆる「良心」であり、十戒はあらゆる国の法律の基礎に

 なっています。


 人は皆、良心に照らして殺人がいけなことを知っており、

 そのルーツは聖書にあり、神様にたどりつく、

 ということですね。
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by danueno | 2010-09-29 15:54 | 編集後記

「SIMの英文法」その58

            「第2文型」その3 


 今日は第2文型の3回目です。


 前回は、「返り読み」をしていたらうまく訳せない、というお話を

 しました。


 下記の英文をご覧ください。


 ------------------------------------------------------------

  Southern California is a good place to grow oranges.

 ------------------------------------------------------------


 試しに、これを「返り読み」で訳してみましょう。

 まず、文末の …  to grow oranges. ですね。



 これを訳そうとするとき、ひとつの訳に絞り込めないことがわかります。

 つまり、

 これが、「オレンジを栽培するのに」となるのか、

「オレンジを栽培すること」となるのか、「オレンジを栽培するために」

となるのかは、この時点では全く判らない、ということです。


 それは、文頭から英語の語順どおりに読んで、「南カリフォルニアは

 良い所です」という情報をつかんでいなければ、決して導き出せない

 訳である、ということなんです。


 ここが「返り読み」の不合理さである、ということでした。

 結局、「SIM同時通訳方式」に従って、文頭からスラスラ読んでいく

 ことが、最良の英文読解法なのです。



 …今日は、この続きです。


 まず、例文です。

 
 -------------------------------------------------------------------

   Home is the first center of emotional and social development

  for a child.

 -------------------------------------------------------------------


 これをセンスグループごとに句切ってみましょう。



 -------------------------------------------------------------------

   Home is the first center…

   of emotional and social development…

   for a child.

 -------------------------------------------------------------------


 では、文頭から順に読んでください。

 まず「家庭が最初の中心的場所である」と言っています。


 このように結論をまず述べてから、何の中心的な場所なのかを説明する

 ために形容詞句が使われています。

 次のセンスグループは、「情緒的、社会的発達の」です。

 最後に、何のための「中心」であるかを for a child「子供の」

 で説明しています。


 したがって、SIM訳はこうなります。


 -------------------------------------------------------------------

  家庭が最初の中心的場所である… 情緒的、社会的発達の… 子どもの。

 -------------------------------------------------------------------


 注意点として、これを決して「ふ~ん。家庭は、子どもの情緒的、社会的

 発達の最初の中心的場所である、ということなのか…」と頭の中で、

「返り読み」して理解しないでください。 


 あくまで、「家庭が最初の中心的場所である」「情緒的、社会的発達の」

「子どもの。」という3つの情報として input するようにしてください。



 次の例文です。

 ---------------------------------------------------------

   Newspapers are the oldest form of mass media.

 ---------------------------------------------------------


 センスグループごとに句切りましょう。


 ---------------------------------------------------------

  Newspapers are the oldest form…of mass media.

 ---------------------------------------------------------


 この文も「ネイティブ思考法」で頭から読んでみると、まず

「新聞が最も古い形態である」と言っています。


 そして、of mass media「大衆伝達の」と言っています。

 これも、結論としてすでに言った語句を説明するために、形容詞句が

 使われている、ということですね。


 ですから、the oldest form「最も古い形態」のイメージをまずつかん

 でから、of mass media「大衆伝達の」という説明を input しなければ

 なりません。

 
 このように、センスグループごとに、「英語の語順」で理解していく

 ことが速読の決め手です。


        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに!
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by danueno | 2010-09-22 15:55 | SIMうんちく

誰が最初に石を投げるか

 芸能人初の判員裁判として話題になった押尾被告への判決は

 2年6か月…。 この了解判断が妥当なのかは、

 議論の分かれる所でしょう。


 まあ、それはともかく、裁判員裁判がスタートして一年余り、

 民間人が量刑まで判断する事への戸惑いを、今でも多くの人が

 抱えていると思います。


 結局そこには、「人が人を裁けるのか」という根本的な問いが、

 背景としてあるのではないでしょうか?



 このことに関して、大変に興味深い物語が聖書にはあります。
 
 ある時、イエス様の前に、ひとりの女性が引き出されてきました。

 法律の専門家たちはイエス様にたずねました。


  「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。

   モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように

   命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」



 彼らはイエス様を試そうとしてこう言ったのです。

「石打にせよ」という答なら、「普段、あなたが説いている

 愛と赦しの教えはいったい何ですか?」ということになるでしょうし、

「石打にしなくて良い」という答なら、「あなたは神の律法を

 守っていない!」ということになるでしょう。


 イエス様は法律学者の難問に対して、どう答えられたのでしょうか?


   「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を

    投げなさい。」


 彼らはそれを聞くと、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、

 イエス様と女性だけが残されたのだそうです。


 …実に深い話だと、私は思います。


 人間はすべて原罪(自己中心の罪)を持っている、と聖書は語ります。
 
 罪人である人間が、他の人間に石を投げる資格はない、つまり、

「本来、人は人を裁けない」ということなのです。


 
 では、私たちは裁判員裁判にどうかかわっていけば良いのでしょうか?

 私の個人的な意見としては、「冤罪の防止」に軸足をおいて、

 この制度にかかわっていきたい、と思っています。




    If any one of you is without sin, let him be the first

 to throw a stone at her.

                  Bible(John 8:7)


〔あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。〕

                聖書(ヨハネ伝 8章7節)



 ※「イエス様のやさしさきびしさ」
  http://www.geocities.jp/hecaress/He/Messages/SkYasakibi.html
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by danueno | 2010-09-22 15:52 | 編集後記

「SIMの英文法」その58

            「第2文型」その2 


 前回から始まった第2文型。今日はその2回目です。

 ちょっと前回の復習をしてみましょう。


 <例文>
  ------------------------------------------------

   Mr. Smith has been ill for a week.

  ------------------------------------------------


 これを「英語の語順」で理解するために、前置詞 forの前で

 句切りましたね。


  ------------------------------------------------

   Mr. Smith has been ill … for a week.

  ------------------------------------------------


 すると、前半は「スミス氏は、ずっと病気だ…」となります。


 こんな短い文章まで句切る必要があるのか、という疑問の声に対しては、

 Yesでしたね。


 実は、SIM同時通訳方式による訓練は、簡単な短い文章から

 始めなければいけません。


 そこができていないのに、いきなり長く複雑な文章にチャレンジしても、

 うまくいくわけがない、ということでした。


 そして、このような短文にも英語のエッセンスが詰まっており、

 それは、「スミス氏は、ずっと病気だ…」と訳した時点で、

「それは、いつからいつまでなの?」という自然な疑問が起こるはずだ、

ということでした。


つまり、has been ill で句切るからこそ、その後に期間を表現する

副詞句が現れるはずだという事が「期待(anticipation)」できるの

ですね。


そして、for a week を読んだ時に、瞬間的にその期待が充足される、

 という知的な満足感を、脳が味わうのです。

 これが「ネイティブ思考法」の醍醐味だ、ということをお話ししました。



 今日はこの続きです。

 まず例文です。


  -------------------------------------------------------------

    Southern California is a good place to grow oranges.

  -------------------------------------------------------------


 これを、センスグループごとに読んでみましょう。


  -------------------------------------------------------------

    Southern California is a good place …

  -------------------------------------------------------------


 はい、「南カリフォルニアは良い所です」と言っていますよね。

 この前半の意味から言って、後半のto不定詞以下は、

「何々するのに」といった語句が来るのが期待(anticipation)

 されますよね。



 後半を読んでみましょう。

  -------------------------------------------------------------

       … to grow oranges.

  -------------------------------------------------------------

 
 ですから、「オレンジを栽培するのに」となりますね。


 ここで注目すべきポイントがあります。

「返り読み」をしていては、これほどスムーズな訳ができない、

 ということです。


 なぜなら、「返り読み」で文末から to grow oranges を訳そうと

 した場合、これが「オレンジを栽培するのに」となるのか、

「オレンジを栽培すること」となるのか、あるいは「オレンジを

栽培するために」となるのかは、この時点では全く判らない、

ということです。


 それは、文頭から「英語の語順」どおりに読んで、

「南カリフォルニアは良い所です」という情報をつかんでいなければ、

決して導き出せない訳である、ということなんです。


「返り読み」の不合理さと「SIM同時通訳方式」の優位性が、

 ここでも証明されたわけですね。



        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-09-15 15:58 | SIMうんちく

円周率の音楽

「円周率」については、皆さんご存知だと思います。

 でも「円周率の音楽」って、何だかご存知ですか。


 円周率とは、もちろん円周を直径で割った数字で、

 その昔、私は「3.14」と習いました。


 ちょっと前のゆとり教育では「3」と教えていたそうですが(笑)

 円周率は割り切れず、その実、3.14の後には

 15926535897932384626……

 際限なく数字が続いていくのです。

 現在の計算では一兆ケタを超しているようですが…。



 ところで、その円周率を音で現そうと考えた人がいます。

 1をド、2をレ、3をミ、4をファ、5をソ、6をラ、7をシ、

 8をオクターブ上のド、9をオクターブ上のレ 

 と割り当てると…


 3.1415926535897932384626 … は

 ミドファドソレレラソミソドレシレミレミドファラレラ…

 という音階になります。


 実際にこれを聴いてみましょう。

  http://web.kyoto-inet.or.jp/people/hase_314/pi/pi113-1.mid


 …いかがでしょうか?

 私は、これを初めて聴いた時、ものすごく驚きました。


 だって、ランダムに数字を並べて、それを音に置き換えても、

 絶対にメチャクチャな音楽にしかならないはずだからです。


 それが、円周率の場合は、このように「聴かせる音楽」に

 なりうる! 私はそのことに、とてもビックリしてしまいました。


 円周率とは、ある法則性を持って自然の中に存在する数字です。

 そして自然は神様が造られたものです。 


 ですから、私は円周率の音楽を聴いて、

「ここにも神様の御手の跡があった!」と感じました。


 つまり、神様はちょっとしたイタズラを円周率に仕掛けておいて、

 ここに音楽があることを発見した人間が、ビックリ仰天するのを

 ニコニコしながら、ながめておられるのです。



    
The heavens declare the glory of God; the skies

proclaim the work of his hands. Day after day they

pour forth speech; night after night they display

knowledge.
             Bible(psalm 19:1-2) 


〔天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる。
  昼は昼へ、話を伝え、夜は夜へ、知識を示す。〕

              聖書(詩篇 19篇 1-2節)
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by danueno | 2010-09-15 15:57 | 編集後記

「SIMの英文法」その57

            「第2文型」その1 



 さて、今日から第2文型です。

 第2文型とは、もちろん S(主語)+V(述語動詞)+C(補語)

 です。


 ところが、この「補語」が何か良くわからない、という人が

 たまにいます。


 補語とは、簡単に言うと「主語とイコールになる関係の語」を言います。

 たとえば、下記の例文を見てください。

 わかりやすく説明するために、あえて簡単な例文にしました。


  ------------------------------------------------

    Mr. Smith has been ill for a week.

  ------------------------------------------------


 これを「英語の語順」で理解するために、前置詞 forの前で

 句切りましょう。


  ------------------------------------------------

    Mr. Smith has been ill … for a week.

  ------------------------------------------------


 まず、前半です。

「スミス氏は具合が悪い」とまず言っています。

 ここで、「スミス氏 = 具合が悪い」 というイコールの関係が

 成り立ちます。


 そうすると、ill(具合が悪い)はこの場合、補語ということになり、

 この文は第2文型ということになります。



 ところで、今「スミス氏は具合が悪い」と訳してしまいましたが、

 実はこれは正確な訳ではありません。


 has been は be の現在完了形で、現在と完了、すなわち現在と過去とを

 一文で言ってしまう表現です。

 ですから、日本語ではこれを、ひとことで表す事ができないんです。


 つまり、has been illを訳すのに「具合が悪かった」とするか、

「具合が悪い(あるいは直前まで具合が悪かった)」とするかの

 どちらかです。


 でも、この英語の本当の意味は「過去のある時から具合が悪かったし、

 今も具合が悪い」ということを言っています。

 つまり過去と現在を同時に表現しているのです。


 したがって、現在完了形を見たときには、常に1文の中に2つの時点の

 事が表現されていることを確認していなければなりません。


 これは英語に含まれている内容を、簡潔な日本語に翻訳できない1つの

 例です。



 さて、この文章を、先ほど「英語の語順」に従ってふたつに句切りました。


  ------------------------------------------------

    Mr. Smith has been ill … for a week.

  ------------------------------------------------


 こんな短い文章まで句切る必要があるの?

 という疑問の声が出そうですね。

 実は、SIM同時通訳方式による訓練は、簡単な短い文章から

 始めなければなりません。


 そこができていないのに、いきなり長く複雑な文章にチャレンジしても、

 結局うまくいかないからです。


 それに、このような短文にも英語のエッセンスが詰まっているのです。

 それを、ちゃんと味わうためにも、センスグループごとに、きちんと

 句切っていくことが大切です。


 SIM同時通訳方式では、Mr. Smith has been ill … まで読んで、

「スミス氏は、ずっと病気だ…」と訳します。


 そうすると、そこまで理解した時点で、

「それは、いつからいつまでなの?」という自然な疑問が起こる

はずです。


 つまり、has been ill で句切るからこそ、その後に期間を表現する

 副詞句が現れるはずだという事が期待(anticipation)できるのです。


 そして、for a week を読んだ時に、瞬間的にその期待が充足される、

 という知的な満足感を、脳が味わっているはずなのです。

 これが「ネイティブ思考法」の醍醐味です。


        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-09-08 16:38 | SIMうんちく

 「自己実現」には限界がある?

 ご存知の方も多いと思いますが、アメリカの心理学者である

 アブラハム・マズローは、人間の欲求を5段階のピラミッド構造で

 説明しています。


 それは、下から順に、

  1.生理的欲求(physiological needs) 

  2.安全の欲求(safety and security needs) 

  3.愛と所属の欲求(love and belonging needs) 

  4.自尊の欲求(esteem needs) 

  5.自己実現の欲求(Self-actualization)

 となっています。


 下位の欲求がある程度満たされないと、上位の欲求は生まれません。

 つまり、「生理的欲求」(衣食住)や「安全の欲求」(治安、病気)

 が満たされないと、「愛と所属の欲求」や「自尊の欲求」は生まれて

 こない、というわけです。


「愛と所属の欲求」とは、愛されたい、他者に受け入れられたい、

 どこかに所属していたい、という欲求であり、

「自尊の欲求」は、自分が集団から価値ある存在と認められ、

 尊重されることを求める欲求だそうです。



 そして、5番目の「自己実現の欲求」です。

 これは、自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮し、

 具現化したい、という欲求なのだそうです。


 現に多くの人が、「自己実現」を目指して努力しています。

 確かに、自分の持つ能力や可能性を最大限に発揮できたら、

 人生は楽しく充実したものになる可能性があります。


 ところが、(個人的な意見としてきいていただきたいのですが)

 私は、「自己実現だけでは限界がある」と思うのです。


 私もかつて、人並みに「自己実現」を目指して努力したのですが、

 そこにつきまとう「むなしさ」を否定することが出来ませんでした。


 うまく言えませんが、単に「自己の欲求」を満たすために

「自己実現」というものを追い求めても、決して真の満足には

 至らないと思うのです。



 もちろん、自分がこの世に産まれた以上、自分の持つ可能性、

 才能を花開かせることは大いに意味のあることです。


 ところが、その自己実現が、人間を超えたある大きな存在、

(私はそれを神と呼びたいのですが)、神様の満足につながらない

 のであれば、すべてがむなしいと解ったのです。


 ですから、私が心がけている生き方は、神様の思いを実現する

生き方です。 いわば「神実現」とでも呼べるでしょうか。




    Why, you do not even know what will happen tomorrow.

  What is your life? You are a mist that appears for

a little while and then vanishes. Instead, you ought to say,

"If it is the Lord's will, we will live and do this or that."

             Bible (James 4:14)


 〔あなたがたには、あすのことはわからないのです。あなたがたの
  いのちは、いったいどのようなものですか。あなたがたは、
  しばらくの間現われて、それから消えてしまう霧にすぎません。
  むしろ、あなたがたはこう言うべきです。「主のみこころなら、
  私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう。〕

             聖書 (ヤコブの手紙 4章14節)
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by danueno | 2010-09-08 16:38 | 編集後記

「SIMの英文法」その56

            「第1文型」その3 



 今回で「第1文型」は最終回になります。

 ちょっと復習しましょう。


 まず、前回の例文です。


  ------------------------------------------
 
     Elephants live in Africa.

  -------------------------------------------


 非常に単純な英文ですが、ここには英語の神髄が隠されている、

 ということでしたね。


 簡単そうに見える英文も、それを「英語の思考法」で捉えるか否かで、

 全く違う世界が広がってくるんです。

 学習の成果も、時間が経つほどに、雲泥の差になってくるでしょう。



 さてこの英文ですが、これを Elephants live まで読むと、その後に

 副詞句が現れるだろうということが期待されます。


 とはいえ「象は生きている」なのか、「象は住んでいる」なのかは、

 後の副詞句を見てみなければどちらとも言えません。


 ですから「象は生きている」でスタートした場合、後の副詞句が

 in Africa 「アフリカに」ですので、瞬間的に頭の中で、

「象は住んでいる」と修正しなければなりません。 


 …前回はこのようなお話でした。



 ここで肝心なポイントは、私たちが日本人だから live を読んだ段階で、

「生きている」のか「住んでいる」のかが区別できないのではありません。

 これは英米人でも全く同じ事なんです。


 英米人もこういう場合には live へ「返り読み」しないで in Africa

を読んだ時に、瞬間的に頭の中で修正しています。


 このように、「修正」するという頭の中の作業は、英米人も当然している

 ことなのですね。


 英文を読むには、いろいろなことを判断しなければなりませんが、実は

 その判断を後で修正しなければならないことが頻繁に起こります。


 判断が必要だということは、当然「判断には過ちがありうる」

 ということです。

 その場合は、修正が必要になってきます。



 ところが問題なのは、英語の参考書などを見ると、どんな判断を

 しなければならないのか、また修正をどうするのか、という事が

 説明されていないのです。


 そこには、多くの判断や修正を経た後の「完成品としての模範的訳」が

 書かれているだけです。


 これでは、あたかも、数学の参考書で、問題と答えが書いてあるだけで、

 その途中の考え方、解法を説明していないのと同じですよね。

 そのような参考書は、全く無価値であると言わざるを得ません。


 英語も数学と同じように、その思考プロセスが非常に大切です。

 ここをキッチリ押さえないと、上達はおぼつきません。


 これは「ネイティブ思考法」を駆使するSIM同時通訳方式でないと

 解決できない、大きな問題なのです。


        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-09-01 14:56 | SIMうんちく

ドクダミとの果てしない戦い

 会社のスタッフからとても興味深い話をききました。

 ちょっと皆様にご紹介したいと思います。



 スタッフは最近、広い庭付きの家に引っ越したのですが、

 快適な反面、「草取り」に悩まされるようになりました。

 最大の敵はドクダミなのだそうです。


 ドクダミといえば、普通トイレの裏などに生えているのですが、

 彼の家では芝生を浸食し、庭中に盛んに生えているそうです。


 ドクダミ取りは骨の折れる大仕事のようです。

 なぜなら、ドクダミは根が地中深く張り巡らされており、

 その根を完全に取らないと、またしつこく生え出てくるからです。
 
 しかも非常に臭い草で、作業が終わると体中がにおってきます。

  
「しつこく」て「臭い」ということで、このスタッフは、

「ドクダミは、まるで人間の罪のようだ」と語っていました。



 ここで、ちょっと解説しますと、

 聖書が語る「罪」とは、「窃盗、詐欺、殺人」といった一般的な犯罪を

 指すのではありません。もっと人間の心の奥深くにある根元的なもの、

 私たちの誰もが持つ 「わがまま、自己中心」を指しています。


 そのような人間の罪(わがまま、自己中心)が、人間同士の争いを生み、

 ひいては、世界をこのように悲惨な状況にしているのだ、

 と書いてあるのです。


 
 ところが、インターネットでドクダミの花を見ると、

 とても可憐で美しい花です。http://bit.ly/d3c33k


 花をよく見ると、小さな花びらが四方に伸びています。

 私はアッ!と思いました。

 まさに「十字架」の形をしているのです。


 人間の罪のように、しつこて臭いドクダミですが、

 そのひとつひとつに純白の十字架形の花が付いているのです。


 イエス様は、私たちの罪を十字架によってきよめてくださいました。

 聖書には、「これは神様からの和解である」と書かれています。
 


 
    For God was pleased to have all his fullness dwell in him,

  and through him to reconcile to himself all things, whether

  things on earth or things in heaven, by making peace through

  his blood, shed on the cross.

Bible(Colossians 1:19)


             
 〔なぜなら神はみこころによって、満ち満ちた神の本質を、御子の
   うちに宿らせ、その十字架の血によって平和をつくり、御子に
よって万物を、ご自分と和解させてくださったからです。地に
あるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくだ
さったのです。〕
              聖書 (コロサイ人への手紙 1章19節)
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by danueno | 2010-09-01 14:55 | 編集後記