<   2006年 02月 ( 17 )   > この月の画像一覧

やった!ついに金メダル! 

やりました!

やっと日本もメダルが取れました!…それも金!
本当に感動しています。


荒川選手の演技は、まるで優雅な白鳥の舞をみているようでした。
あれは、もはや「スポーツ」の域を越えていました。

スルツカヤやコーエンは結局「スポーツ」であり、その中でもショー的な
要素を強く感じさせます。

しかし荒川選手の場合、もはやスポーツを越えて「芸術」の域に達してい
ると感じるのです。

その荒川選手の芸術が、今回世界に認められたのだと私は思っています。


そして、私が好きな村主選手は4位!

あの細い体で、心のこもった精一杯の演技をする姿に心打たれます。
演技が終わると、いつも手を組んで感謝のお祈りをしています。
私はあのシーンを見るといつも涙ぐんでしまいます。

メダルを逃したのは残念でしたが、でも実力を出し切った素晴らしい演技
でした。(…ちょっと採点が辛いんじゃない?)

でも、あの大舞台で4位です!心からおめでとうを言いたいです!


さて、フィギアスケートのTV解説を聞いていると、さかんに「アクセル」
「ルッツ」「ループ」「サルコウ」などの言葉が飛びかいます。

結局、私には最後まで、あまり区別がつきませんでした。 (^_^;)

これらの特長を非常に大まかに言いますと…

「アクセル」とは、前向きに跳ぶジャンプです。

「ルッツ」とは、後ろ向きにスケートの刃先で跳ぶジャンプです。

「ループ」は、後ろ向きで、スケートの刃先ではなく、エッジで跳ぶジャンプ
です。

「サルコウ」は、跳ぶ瞬間にターンして後ろ向きになり、回転の勢いで跳ぶ
ジャンプです。

今度、録画したビデオを見る時にでも参考にしてください。(^o^)
[PR]
by danueno | 2006-02-24 17:09 | 編集後記

「保持」(retention)の大切さ  第7回 

 
           ~ 関係副詞のとらえかた ~           


 では、前回の復習です。

 英語は「接ぎ木構造」をしている、ということで、いろいろとお話しをして
 います。

「接ぎ木構造」の最たるものは、関係代名詞と関係副詞でしょう。 

 前回は、関係副詞の例をあげました。


----------------------------------------------------------------------
<英文>

At the historic Ebenezer Baptist Church, where the Reverend

Martin Luther King Jr. preached during the 1960s, dignitaries

recalled his message of non-violence and his commitment to justice.

----------------------------------------------------------------------

<SIM訳付き英文>

 At the historic Ebenezer Baptist Church,
  歴史的に有名なEbenezerバプテスト教会で、

 where the Reverend Martin Luther King Jr. preached during the 1960s,
  そこではMatin Luther King Jr. が1960年代に伝道していたのですが、
    
 dignitaries recalled
  高位の聖職者達は記憶に呼び戻しました、
   
 his message of non-violence and his commitment to justice.
  彼の非暴力の教えと、正義への献身を。


----------------------------------------------------------------------


 日本の学校英語では、この英文を「返り読みで」ひとまとまりの日本語文に
 直して理解させます。

 すると下記のような訳になるでしょう。


----------------------------------------------------------------------

   Matin Luther King Jr. が1960年代に伝道していたところの、歴史的に
有名なEbenezerバプテスト教会で、高位の聖職者達は、彼の非暴力の教えと、
 正義への献身を記憶に呼び戻しました。

----------------------------------------------------------------------


 これは、翻訳調日本語の悪しき例ですね。

 ちょっと見では、何が主語で何が述語かわかりません。

「接ぎ木構造」の英語を、無理矢理に「一本木構造」の日本語に直してしま
 うと、こんなことになります。

 そもそも関係副詞 where を「~するところの」と訳すところが、すでに
 致命的なんですね。

 これは日本の学校英語に特有のものでもあります。 (^_^;)


 さて、学校英語では、そもそもなぜ関係副詞 where を「~するところの」
 と訳させるのか、ちょっと考えてみましょうね。

「関係副詞」の特徴とは何でしょうか? それは「関係詞」と「副詞」を兼ね
 備えているということなんです。

 つまりここには、ふたつの働きがあるんですね。

 しかし学校英語では関係詞としての働きを非常に重視します。

 だから、関係づけるために「~するところの~」と訳させるんです。

 これは、英語が一文だから日本語も一文にまとめなければならない、という
 一種の強迫観念ですね。


 SIM同時通訳方式では、それとは違う方法をとります。

 関係副詞は「関係詞」ではなく、「副詞」として捉えるんですね。


 試しに、ちょっと実験してみましょう。

 下記の例文の関係副詞 whereを、副詞に置き換えてみます。


-------------------------------------------------------------------

At the historic Ebenezer Baptist Church where the Reverend
~~~~~
  Martin Luther King Jr. preached.

-------------------------------------------------------------------

               ↓ ↓ ↓

-------------------------------------------------------------------

At the historic Ebenezer Baptist Church.


    There the Reverend Martin Luther King Jr. preached.
 ~~~~~
-------------------------------------------------------------------

 
 これを訳してみましょう。


-------------------------------------------------------------------

  At the historic Ebenezer Baptist Church.
  歴史的に有名なEbenezerバプテスト教会で。


  There the Reverend Martin Luther King Jr. preached.
  そこではMatin Luther King Jr. が伝道していました。

-------------------------------------------------------------------


 …いかがでしょうか?
 
 関係副詞 where を、副詞 Thereに置き換えると、このようにふたつに
分けることができるんです。

 これはどういうことかと言いますと、関係副詞のふたつの働きのうち、
 副詞の働きに注目すれば、何も無理矢理ひとまとめにせずに済む、とい
 うことなんです。


 …というか、そもそも英語の場合、日本語のように「ひとまとめにする」
 という発想はないんです。

 英語は、まずS+Vをズバッと言っておいて、それに対する説明、注釈を
 接ぎ木のようにくっ付けていく言語でした。

 ネイティブの人たちは、「エート…、エート…」という感覚で、言いたい
 ことを次々に思い浮かべながら、フレーズをつないでいきます。

 その際、関係代名詞や関係副詞が非常に便利な「フレーズの接着剤」に
 なる、ということなんです。



 英語圏では、関係代名詞や関係副詞は何も特殊な高等技術ではありません。

 むしろ小さな子供でさえバンバン使っている、ごく一般的なものなんです。

 感覚としてはこんな感じですね。
 

 「歴史的に有名なEbenezerバプテスト教会でね…」

 「そこではMatin Luther King Jr. が伝道してたんだけどね…」
 
 「高位の聖職者達が、キング牧師のね…」


 こういう風に、関係代名詞や関係副詞を駆使して、フレーズがどんどん
 つなげていきます。これが英語の「接ぎ木構造」なんです。



 皆さんは、学校で初めて関係代名詞や関係副詞を習ったときに「難しい!」
 と思いませんでしたか?

 …私はそうでした。 「なぜ、英語ってこんなに複雑なんだろう?」と思い
 ましたね。

 しかし、真相は違っていたんです。

 日本の学校英語が難しくしてしまったんです。

 つまり、日本の学校教育者に「英語は接ぎ木構造だ」という理解が欠けてい
 たので、関係代名詞や関係副詞を「関係詞」として教えてしまった!

 …諸悪の根元はすべて、ここにあったんです。



 ですから私たちは、関係代名詞や関係副詞が出てきたら、決して関係詞とし
 てとらえてはいけません。

 関係代名詞は代名詞であり、関係副詞は副詞ととらえるんです。

 そう考えれば問題はすべて解決します。

 そして、これこそ「SIM同時通訳方式」の英文解釈法なんですね。(^o^)



 次回は、関係代名詞について考えてみます。


                  …では、また来週! (^o^)/
[PR]
by danueno | 2006-02-24 17:04 | SIMうんちく

日本語のルーツ 縄文人と弥生人 ~

今日も、川本崇雄さんの「日本語の源流」(講談社現代新書)を、少しご紹介
させていただきます。


世界にはいろいろな言語があります。
しかし、前々回も言いましたが、「語順」の面で言うと、世界の言語の語順に
は2種類しかありません。

OV(目的語+述語動詞)型か、その反対のVO型です。

日本語の「語順」は、蒙古語、韓国語等とともに、アルタイ語族系の「OV
型」です。

しかし、語族を分類する際のもうひとつの要素である「語彙」からすると、
日本語はアルタイ語族系ではなく、VO型をとる南島語族系にはるかに近いの
だそうです。

何でそうなるのかというと、そこで「異なる民族の接触があった」ということ
らしいです。


日本には古来、縄文人が住んでいました。

そこに今から2300~1700年前の弥生時代、蒙古系の弥生人が対馬海峡
を越えて日本列島に渡来してきたのですね。

この縄文人と弥生人はそもそも人種が違います。つまり言語が違っていたんで
す。

日本民族は、縄文人と弥生人の混血民族なんですが、その際言語も互いに交わ
りそこで日本語の特性が形作られたということなんです。

つまり、日本語はアルタイ語族系の「語順」と、南方語族系の「語彙」をあわ
せ持った「混血言語」である、ということのようです。

…いや~、面白いですねー。(^o^)      


※日本語の起源については、インターネットで調べるとこの他にもいろいろな
 説があるようで、「正確に全容が解明された」というわけではないようです。


See you tomorrow.
Dan Ueno Jr.
[PR]
by danueno | 2006-02-23 17:03 | 編集後記

日本語のルーツ その2

私が最近読んでいる、川本崇雄さんの「日本語の源流」(講談社現代新書)
は、とても刺激的で面白い本です。

英語を学ぶ上で、何らかのヒントが隠されているかもしれないです。

先週から、この本の「おいしい部分」を抜粋してご紹介していますが、
気になる方は、とりあえず本を買って読んでみることをオススメします。



さて、私たちが学んでいる英語はどんな言語なんでしょうか?

英語は、フランス語、イタリア語、オランダ語、ロシア語、ペルシア語、
ヒンディー語などとともに、「インド・ヨーロッパ語族」と呼ばれるそう
です。

これらの語族は、「語順」「音韻」など言語特性の上で共通するもの多い、
ということなんですね。

さて、世界にはこの「インド・ヨーロッパ語族」の他に「ハム・セム語族」
「ウラル・アルタイ語族」、「シナ・チベット語族」、「マライ・ポリネ
シア語族」など、いろいろあるようです。

そして、日本語はどの語族に属するかというと、「ウラル・アルタイ語族」
の一員だと推測されていますが、まだ証明されていないようです。



というのも、日本語は不思議な言語で「語順」から言えばOV型(目的語
+動詞)のアルタイ語族系だそうです。

ちなみに、OV型としては他に、蒙古語、韓国語、フィンランド語などが
あります。

しかし、「音韻」からすると日本語はアルタイ語族系ではなく、VO型を
とるポリネシア語族系にはるかに近いのだそうです。

つまり、日本語は語順的にはアルタイ語族系で、音韻的にはポリネシア
語族系なんですね!

何でそうなるの? …というと、その理由がまた面白い!
                         
                            つづく


Bye for now.
Dan Ueno Jr.
[PR]
by danueno | 2006-02-16 10:23 | 編集後記

「保持」(retention)の大切さ  第5回

 ~ 英語は「接ぎ木」構造 ~           


今回で5回目の「保持(retention)の大切さ」です。

 さっそく行ってみましょー!

 例によって前回の復習です。

 前回は、「会話体にしてみよう」ということでした。


----------------------------------------------------------------------
<英文>

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic
unless many more people start eating less and exercising more,
 a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention
warns.


----------------------------------------------------------------------
<SIM訳付き英文>


 One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic … 
 2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります
 
     unless many more people start eating less …
      より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

     and exercising more, …
       そして、より多くの運動を(し始めないかぎり)

        a scientist with the Centers for Disease Control
        and Prevention warns.
      と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告
         します。


-----------------------------------------------------------------------


 このように長くて複雑な文章になると、英語の語順で retension しながら
意味を取っていくことは簡単なことではありません。

 慣れればそう難しくないでしょうが、SIM同時通訳方式を学び始めて日が
浅い方には、このSIM訳そのものが奇異に感じられるかもしれません。

 そこで特に初心者の方にお勧めしたいのは、この長い英文をセンスグルー
 プで切って訳す際に、これを「会話体」にしてしまいましょう…

                      …ということでした。


--------------------------------------------------------------------
<会話体>

  「2000年に生まれたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になる
    んだよ。」

  「食べる量を減らし始めない限りね。」

 「そして、より多くの運動をし始めない限りね。」

  「疾病予防センターのある科学者が警告している話なんだけどさ。」


---------------------------------------------------------------------


 …これだと違和感ないですよね。 (^o^)

 なぜそうなるかというと、会話体というのは「省略」と「倒置」の極致なの
 で、それに慣れている私たちは、SやVが省略されていても別に違和感を
 感じないんです。

 ですから、文末V感覚にそまっている日本人も、会話体ではそもそもVが
 ない場合すらあるので、会話体に直したSIM訳なら全く違和感なく受け入
 れられる… ということでしたね。



 さて、今日はその続きです。

 この「会話体」には、ひとつの英語理解のカギが隠されています。

 さらにそれは、「英語とはどういう言語か」ということの根本的な理解にも
 つながっていきます。

 それは何かというと…

 英語は「接ぎ木構造」をした言語である、ということです。



 私たちは、学校で英語を次のように習いました。

 もう一度、先の例文を見てください。

---------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic
unless many more people start eating less and exercising more,
 a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention
warns.

---------------------------------------------------------------------

 これをAとします。

 そして、この英文はたいがい次のように訳されます。


---------------------------------------------------------------------

  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、より多く
 の運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの子供の3人に
 ひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防センターのある科学者は警告
 します。

---------------------------------------------------------------------


 この日本語の訳文をBとします。

 これは日本学校英語の象徴にして、学習学習のガンである「返り読み」なの
 ですが、私たちはこの教授法により A=B と教えられます。

 これは実に恐ろしいことだと思うのです。:-)

 なぜなら、そのせいで私たちは英語に対する大いなる誤解に苦しむことに
 なるからです。

 そして、その誤解が元で、私たち日本人は世界が首をかしげる「英語下手」
 になってしまったんです。

 どういうことか、順を追って説明しましょう。


 
 まず、現実問題として、Aの英文を和訳しなさいと出題された場合、Bの
 日本語訳文以外の訳では、たぶん ○をもらえません。
 
 たとえば、下記のような訳では ×となるでしょう。


 「2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります。
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり。そして、より多くの
  運動をし始めないかぎり。と、疾病対策予防センターのある科学者は警告
  します。」


 上記はSIM訳に他ならないのですが、なぜこの訳が×になるのかというと、
 それは「普通の日本語」ではないからです。

 どこが普通でないかというと、「一文になっていない」ということです。
 
 英文Aは一文です。ですから日本語の訳文も一文になっていなければ、○
 にはならないんです。

 しかし、ネイティブの人々は、この文章を最初から一文として発想している
 のでしょうか? …それは違うんです。



 ネイティブの人々はまず、文頭V感覚で発想しますので、何か文章を言いたい
 時にまずSを思い浮かべ、次にVを発想して、その順に口に出します。


----------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 …
   2000に生まれたアメリカの子供の3人に一人が…

  will become diabetic …
   糖尿病になります

----------------------------------------------------------------------


 さて、ここでこの人の言いたいことのメインの部分はすでに終わっているん
 です。

 メイン部とはもちろん「S+V」であり、英語ではまず真っ先にそこを言う、
 ということでしたね。

 それから後、メイン部に対する説明、注釈、解説としてのサブの部分が順次
 発想され、文章が続いていきます。


----------------------------------------------------------------------

  unless many more people start eating less …
   より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり…

----------------------------------------------------------------------


 話し手は、「おっとそうだ、運動のことも言わなきゃ」とばかりに、次のよう
 に説明を続けます。


-----------------------------------------------------------------------

  and exercising more,…
   そして、より多くの運動をし始めないかぎり…

-----------------------------------------------------------------------


 そして最後に、「これは専門家の意見なんだよねー」と最後のフレーズをくっ
 付けます。


-----------------------------------------------------------------------

  a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention
  warns.  …と、疾病対策予防センターのある科学者は警告します。

----------------------------------------------------------------------- 


 いかがでしょう?

 上記は一つの例ですが、ポイントとして、ネイティブは最初からひとかたまり
 の文章としての発想があって、それから言うのではなく、とりあえずS+Vを
 思い浮かべて、それを口に出すということです。

 次に、そのメイン部の説明、注釈として、あかたも「接ぎ木」のように順次、
 サブ部のフレーズを追加していくという構造になっているんです。

 つまり、英語は「接ぎ木」構造をしているということなんですね。

 個々のセンスグループが接ぎ木のようにつながって、最終的にひとつの文章に
 なっちゃいました、ということです。

 最初から「一文ありき」ではないんですね。

 …これが英語の発想であり「英語の思考法」です。



 そのような構造の英語を、日本の学校英語では、ひとかたまりの日本語訳で訳
 させますが、これが大いなる誤解のもとなんです。

 英語も最初から「ひとかたまりの文章」として発想された、と考えてしまう
 誤解ですね。

 ですから、私たち日本人は長い英文を聞くときに「そら来た!」と緊張して、
 一言一句聞きもらさず記憶して、頭の中で語順を組み替え、「ひとかたまりの
 日本文」として訳そうとするのです。

 これが不可能である証拠に、日本人の英語習得はことごとく失敗に終わってい
 るんです。



 英語の「接ぎ木」構造の典型的な例が、関係代名詞です。

 関係代名詞と聞くと、日本ではビビッてしまう人が多いですね。
「これが出てきた頃から英語が嫌いになった」という人も多いです。

 でも、アメリカでは幼児でさえバンバン関係代名詞を使っています。 (^_^;)

 英語の「接ぎ木」構造が解れば、関係代名詞を含む複雑で難解な文章を理解
 する達人になれますよ!(^o^)/
  
 
                 …この続きは …また次回。
[PR]
by danueno | 2006-02-10 10:49 | SIMうんちく

日本語のルーツ

最近私は、非常に面白い本を読んでいます。

それは、川本崇雄さんという方が書いた「日本語の源流」(講談社現代新書)
という本です。                    



日本語はどこから来たのか? そのルーツは? という内容です。

思えば、私たちの英語習得がこんなに大変なのは、日本語という言語が、
英語と比べてあまりに違っているからなんです。

…それは、「語順」と「音韻」の違いです。

音の相違もむろんそうですが、「語順」の違いは天地がひっくりかえるよう
な違いですね。



さて、川本さんの本によれば世界の言語の語順には2種類しかないそうです。

…つまり、OV型かVO型です。

述語動詞が目的語の前にあるか、それとも後にあるかということです。

------------------------------------------------------------

  「あなたを」+「愛する」 → 日本語 (= OV型) 

  「love」 + 「you」   → 英語  (= VO型)

------------------------------------------------------------

まあ、普段私が言っている、文頭V型、文末V型と同じことなんですが。

ところが、このように動詞の位置が違うことの理由については、この本
には何も書いてありません。(あくまでもルーツの話なので…)

そこで私、ダン上野Jr.が想像するに、それは「生活環境の違い」では
なかったか?と思うんです。(これは学問的考察ではなく想像です)

つまり大陸の遊牧民族と、島などの農耕民族の違いと言いましょうか。

遊牧民族は草を求めて非常にダイナミックに動き回りました。だから
結果が速く伝達できる「文頭V型」の語順になった。

それに対して、大地に根をはって生きる農耕民族はスタティックな
生活様式です。したがって結論を急ぐ必要がないので「文末V型」の
語順になった、と…。

…これは全く学問的な裏付けのある話ではありませんが。 (^_^;)



私は「語順の違い」という現象や、その対処の仕方には詳しいですが、
そのルーツや、「どうしてそうなのか」といった分野には暗いです。

ですから、今後この辺のことを探求して行きたいと思っています。
学習のヒントになるかもしれませんし…。
皆さんお楽しみに! (^o^)/
[PR]
by danueno | 2006-02-09 12:00 | 編集後記

「保持」(retention)の大切さ  第4回

【今日のテーマ】 

     ●  「保持」(retention)の大切さ  第4回 ●
  
           ~「保持」の具体的な注意 ~           


 
「保持(retention)の大切さ」は今回で4回目です。

 皆さん、かなり retention ができるようになりましたか?

 このメルマガを読むときも retention と anticipation の両方を注意して
 読みましょうね。(^o^)



 さて前回は、実際にセンスグループを保持して訳す上での「具体的な注意」
 を書きました。

 ちょっと復習しましょうね。


---------------------------------------------------------------------
<英文> 

 I went to Harajuku to meet with Ichiro the day before yesterday.


---------------------------------------------------------------------
<SIM訳付き英文>
 
 I went to Harajuku …
    僕は原宿に行きました
 
         to meet with Ichiro …
            イチローに会うために 
  
              the day befpre yesterday.   
                    おととい。

---------------------------------------------------------------------


 この英文を retentionしながら読むときの注意として、次のことがありま
 した。

 それは、それぞれのセンスグループを順番に頭に input したら、絶対に
 頭の中でひとまとめにしてはならない、ということです。

 つまり…

--------------------------------------------------------------------- 
  
  僕は原宿に行きました → イチローに会うために → おととい。
      A             B         C  
---------------------------------------------------------------------


 この「A」「B」「C」というそれぞれの意味のかたまりは、頭の中でも
「A」「B」「C」のまま、独立して存在していなければなりません。
 
 これを、頭の中で(僕はイチローに会うためにおととい新宿に行った、と
 いう意味だな…)と、語順を組み替えて意味を取ってはいけません。

 それでは、頭の中で語順を組み替えて理解したことになり、いつまでたっ
 ても「日本語の思考法」から自由になることができません。

 あくまで「僕は原宿に行きました」「イチローに会うために」「おととい」
 という3つの情報が、混じり合わない形で脳に固定-理解される必要があ
 るんです。

 その意味で、「全文訳」や「意訳」に頼ることは、いくら内容を理解する
 助けであるにせよお勧めできない、と前回言いました。

 
 
 とは言え、このことは「文末V感覚」を強烈に持つ日本人には辛いことで
 あるのも事実です。

 …そこで私にひとつの提案があります。

 日本人に違和感がなく「英語の思考法」にも忠実な英文解釈法というものが
 あるんです。

 それは何かというと…「会話体にする」ということです。



 以前このような英文を皆様にご紹介しました。


----------------------------------------------------------------------
<英文>

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic
unless many more people start eating less and exercising more,
 a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention
warns.


----------------------------------------------------------------------
<SIM訳付き英文>


 One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic … 
 2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります
 
     unless many more people start eating less …
      より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

     and exercising more, …
       そして、より多くの運動を(し始めないかぎり)

        a scientist with the Centers for Disease Control
        and Prevention warns.
      と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告
         します。


-----------------------------------------------------------------------

 このように長くて複雑な文章になると、英語の語順で retension しながら
意味を取っていくことは簡単なことではありません。

 慣れればそう難しくないでしょうが、SIM同時通訳方式を学び始めて日が
浅い方には、このSIM訳そのものが奇異に感じられるかもしれません。

 しかし、ここで、「返り読み式」に戻って …

  「より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、より多く
  の運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの子供の3人に
  ひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防センターのある科学者は警告
  します。」

 …と理解していたのでは、元の黙阿弥です。


 そこで特に初心者の方にお勧めしたいのは、この長い英文をセンスグルー
 プで切って訳す際に、これを「会話体」にしてしまう方法です。


--------------------------------------------------------------------

One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic … 

  「2000年に生まれたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になる
   んだよ。」


unless many more people start eating less …

 「食べる量を減らし始めない限りね。」


and exercising more, …
 
  「そして、より多くの運動をし始めない限りね。」


a scientist with the Centers for Disease Control and Prevention warns.

  「疾病予防センターのある科学者が警告している話なんだけどさ。」


------------------------------------------------------------------------


 …いかがでしょうか。

 あなたは、このような日本語訳に違和感を感じるでしょうか?


  「2000年に生まれたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になる
    んだよ。」

  「食べる量を減らし始めない限りね。」

 「そして、より多くの運動をし始めない限りね。」

  「疾病予防センターのある科学者が警告している話なんだけどさ。」



 …違和感ないですよね。 (^o^)

 このように、SIM訳も会話体にすると、不思議なことにブツブツ切れる
 ような違和感がなくなります。

 実は、会話体は非常に融通のきく面白い文体で、そこでは主語Sや述語動詞
 Vがなくても成立してしまうんです。

 つまり会話体というのは「省略」と「倒置」の極致なので、それに慣れてい
 る私たちは、SやVが省略されていても別に違和感を感じないんです。

 ですから、文末V感覚にそまっている日本人も、会話体ではそもそもVが
 ない場合すらあるので、会話体に直したSIM訳なら全く違和感なく受け入
 れられる、というわけです。


…いかがでしょうか?

「どうしてもSIM訳の違和感を感じてしまう」と言う初心者の方は、一度
 発想を変えて、SIM訳を会話体に変えてみるとすんなり頭に入ると思い
 ます。

 もちろんSIM方式に慣れて「英語の思考法」が身に付いて来れば、こんな
 面倒な作業をしなくても、スムーズに理解ができるようになりますが…。

 ともあれ、この会話体…、面白いですからいろいろ試してみてください。

 そして、実を言うと、この「会話体」には英語理解のカギが隠されているん
 です。

 それは何かというと…

  
              …この続きは …また次回。

   
                      お楽しみに! \(^o^)/
[PR]
by danueno | 2006-02-03 11:04 | SIMうんちく

面従腹背(めんじゅうふくはい)

今日は「夫婦」の話題です。

夫婦の問題に関心のある方のみ お読みください。…なんちゃって (^_^;)


「夫婦は一心同体だ」と私は思います。

さらには、「夫婦は二人でやっと一人前」とも感じています。
…あ、これは私たちだけかもしれませんが…。


先日もこんなことがありました。

全く子供というものは、親の気持ちも知らずに、自分勝手に行動するもの
でして、ちょっとここはガツンと叱ってやろうと思っていた矢先…

妻からこう注意されました。

「子供を従える親ではなくて、子供に尊敬される親になりましょう」

…これには私も「ウッ!」とつまってしまいました。


確かに私の主張は正論だと思います。しかしその正論を振りかざして叱り、
表面的に子供が従ったとしても、それで子供の心が親から離れていくのなら
何の意味もない、ということです。

妻いわく…

「面従腹背(めんじゅうふくはい)って言葉があるでしょう…

一見それで何も問題がないように見えても、子供たちは『早く家を出たい。
こんな親から離れたい』というネガティブな願望を持つようになるのでは?

そうではなくて、『やっぱり親の言うことはもっともだ』『お父さんって
話がわかるなー。家って温かいなー』と、子供たちが感じるような環境を
作ってあげるべきではないでしょうか…

この心構えでいれば、言い方もその内容も変わってくるでしょう…?」

…というわけなのであります。 ウ~ン、まいった!


しゃくなのでしばらく妻には「面背腹従?」していましたが、今回ばかりは
一本取られた感じです。 (^_^;)
[PR]
by danueno | 2006-02-02 15:47 | 編集後記

「保持」(retention)の大切さ  第3回 

【今日のテーマ】 

     ●  「保持」(retention)の大切さ  第3回 ●
  
           ~「保持」の具体的な注意 ~           


 
「保持(retention)の大切さ」も、今回で3回目を迎えました。

 皆さん、retention の重要さが理解できましたか?



 さて前回は、同時通訳のいわゆるリテンションと、SIM同時通訳方式の
 「保持」(retention)とは、本質的に違うというお話しでした。

 同時通訳のリテンションは、述語動詞Vを保留しておいて、最後にくっ付け
 て訳すので、結局「返り読み」である、ということでしたね。

 SIM同時通訳方式は同時通訳と表面上は似ていますが、これよりはるかに
「英語の語順」に忠実に訳すことができるんです。

 SIM同時通訳方式は、同時通訳のように「誰かのために訳をする」という
 制約がありません。

「自分のために同時通訳をする」わけですから、純粋に「英語の思考法」を
 追求することができるんです。



 では、今日は、実際にセンスグループを保持して訳す上での「具体的な注意」
 を書いてみます。

 さっそく例文をご覧ください。

 …前々回にもご紹介した英文です。


---------------------------------------------------------------------
 
 I went to Harajuku to meet with Ichiro the day before yesterday.

---------------------------------------------------------------------


 これにSIM訳をつけてみましょう。


---------------------------------------------------------------------
 
 I went to Harajuku …
    僕は原宿に行きました
 
         to meet with Ichiro …
            イチローに会うために 
  
              the day befpre yesterday.   
                    おととい。

---------------------------------------------------------------------


 この英文の意味の流れは、次のようになっています。


--------------------------------------------------------------------- 
  
  僕は原宿に行きました → イチローに会うために → おととい。
      A             B         C  
---------------------------------------------------------------------


 このように、英語はセンスグループごとに、内容が次々と展開していく言語
 ですので、それぞれのセンスグループをしっかり保持してから、先のセンス
 グループに進む必要があります。

 そうしないと、前に戻って確認しなければならないので、「返り読み」にな
 ってしまう、ということでした。
 
 さて、ここでひとつ注意しなければならないことがあります。

 それは、「A→B→C」という流れで意味を頭に input したら、それを頭の
 中で一つにまとめてはならないということです。



 たとえば、こういうケースを考えてみましょう。

 ある人が、この英文を「英語の語順」に忠実に読みました。

 私の忠告通りに、Aを保持してBに進み、Bを保持してCに進みました。


--------------------------------------------------------------------
 
  僕は原宿に行きました → イチローに会うために → おととい。
      A             B         C  

--------------------------------------------------------------------

 
 …しかし、それからが問題だったんです。

 この人は、英文全体を最終的に理解するために、次のように頭の中で
 まとめ上げてしまったんです。

 (そうか、結局これは「僕はイチローに会うためにおととい新宿に行った」
 という意味なんだなー)…と。



 この場合、読んだ時点では「返り読み」をしていません。

 A→B→Cと「英語の語順」で読んでいます。

 しかし最後に頭の中で「語順を組み替えて」理解したので、それでは事実上
「返り読み」と同じである、ということなんです。

 なぜなら、そういった理解の仕方では「日本語の思考法」から自由になる
 ことができないからです。

 日本語とは、前回も言ったように「文末V型」言語です。

 そして、「日本語の思考法」とは、何があっても述語動詞を最後に持ってき
 たい、そうしないと理解した気がしない、という「文末V感覚」です。

 私たち日本人は、体にしみついたこの「文末V感覚」を、いさぎよく捨てな
 ければなりません。そうしなければ、いつまでたっても「英語の思考法」を
 身につけることはできません。


 
 たとえば「全文訳」というものがありますね。

 SIM同時通訳方式では、日本語の全文訳をあえてつけません。
 全文訳をつけないで英語を教えているところなど、たぶんSIMだけだと思
 います。

 SIM方式に似た方法で英語を教える人やメルマガは存在しますが、そこで
 は、全文訳や全文の意訳が用いられます。

 SIMがなぜ全文訳を付けないかというと、その理由は簡単です。

 良くないからです。全文訳は「英語の思考法」養成の妨げになるのです。
 
 確かに、SIM訳はブツブツ切れて理解しにくい訳に感じられるでしょう。
 
 学習者の皆さんも「SIM方式は確かに納得できるが、あのSIM訳はどう
 もなじめない、感覚的に腑に落ちない」、と感じておられる方が多いと思い
 ます。
 
 しかし、これは日本人にしみ込んだ「文末V感覚」のなせるわざなんです。

 SIM訳がピンと来ないというのは、「英語の思考法」の本質である
「文頭V感覚」への違和感であり、ひいては英語そのものに対する違和感に
 過ぎないんです。

 そして、全文訳を読むと腑に落ちるというのは、どうしても動詞を最後に
 持ってきて理解したいという、日本人なら当然である「文末V感覚」への
 親近感を表明しているだけなんです。



 しかし、私たちはそもそも、英語に対する違和感をなくすために一生懸命
 勉強しているわけですよね。 

 SIM訳に違和感があるからといって、「返り読み」のかたまりである
 全文訳に頼って理解しているようでは、いつまでたっても英語への違和感は
 克服できません。

 感覚的に違和感があるけれど、ここは思い切って「文末V感覚」を捨てて
「文頭V感覚」を身につける努力をしなければなりません。

 そのためには、「SIM訳こそ『英語の思考法』のエッセンスである」こと
 を肝に銘じるべきなのです。



 …とは言え、ここには、私たち日本人になかなかすっきり割り切れないもの
 が残ると思います。それほど「文末V感覚」は強烈なんですね。

 そこで私にひとつの提案があります。

 日本人に違和感がなく「英語の思考法」にも忠実な英文解釈法というものが
 あるんです。…それを皆様にご紹介したいと思います。

 それは何かというと… 

 
  
              …この続きは …また次回。

   
                      お楽しみに! \(^o^)/
[PR]
by danueno | 2006-02-02 15:44 | SIMうんちく

本当の新しい人生

ついに逮捕…! もはや堀江さんではなく、堀江容疑者と言わなければなら
ないところがつらいです。

かつての勝ち組中の勝ち組、IT時代の寵児も、一転して泥にまみれた格好
です。

東京拘置所に向かうワゴン車をTVで見てショックでした。あそこでは人間
が人間の扱いを受けないと言います。

これからはますます世の中で「堀江バッシング」が進むでしょう。まるで、
手のひらを返すかのように。…しかし私は思うのです。後ろ指をさせる人は
いるのだろうか?…と。


約2000年前、ひとりの姦淫の女が律法学者たちに捕らえられ、ユダヤの人々
とイエス・キリストの前に引き出されました。

そして律法学者たちは言いました。「姦淫は、私たちの律法では石打ちの刑
ですが、あなたならどうしますか?」

彼らはこう言ってイエス様を試したのです。「許せ」と言えば律法違反だし、
「石打ちだ」といえば愛の教えに反する、というわけです。

これに対して、イエス様は静かにこう言われました。「あなたがたのうちで
罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい」。…この返事を聞いた人々は
返す言葉もなく、三々五々に散っていきました…。


もちろん犯罪行為は厳重に罰せらるべきです。そうでなければ社会は成り立
ちません。

しかしその反面、人間というものは皆、環境や教育のいかんで犯罪者になる
可能性を秘めているのではないでしょうか?

私たちは、たまたま守られているに過ぎないのではないでしょうか?

いつか堀江さんが「塀の中」から出る時、本当の新しい人生が始まるのだと
私は思います。
[PR]
by danueno | 2006-02-02 15:41 | 編集後記