カテゴリ:SIMうんちく( 298 )

保持(retention)その4

日本人に最適の英語学習法 (25)

          保持(retention)その4
  


「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。

 今回は、「保持」retention の4回目です。

 これで「保持」については最終回となります。

 
 前回は、センスグループごとに先を「期待」しながら進む際も、
 前の内容をしっかり「保持」した上で進まなければならない、
 ということをお話ししました。


 いくら「期待」が大事といっても、前のことをどんどん忘れながら
 先に進んでいたのでは、内容の理解はおぼつかない、
 ということでしたね。


 ですから、最初の「S+V」なり、述語動詞Vなりを、
 充分に頭に刻み込んだ上で、つまりしっかり保持(retention)
 した上で、先を「期待」(anticipation)しつつ、次のセンス
 グループに進むように心がけなければなりません。


 そして、途中のセンスグループも、キーワードを意識して保持
 しながら先に進む必要があります。


 そのためには、特に最初の内は、各センスグループの「保持」に
 若干時間がかかっても構いません。


「返り読み」に戻らないために、間違っても先を焦って「保持」が
 弱くならないよう気を付けなければならない、ということでした。



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 しかし、この「保持」には注意すべき点があるのです。

 それは、各々のセンスグループを頭に input した後で、
 それをひとつの文にまとめあげないことです。


 前回の例文をもう一度見てみましょう。


 ----------------------------------------------------------

   I went to Harajuku …
     私は原宿に行きました

        to meet with Ichiro …
            イチローに会うために

            the day before yesterday.
                    おととい。

 ----------------------------------------------------------


 この英文の「私は原宿に行きました」の部分をA、
「イチローに会うために」の部分をB、
「おととい」の部分をCとしましょう。


 そうすると、この英文を聴いたときに、あくまで
「Aを聴いて保持」→「Bを聴いて保持」→「Cを聴いて保持」
 という風に頭の中に区分けして input しなければならないのです。


 よくある間違いですが、上記の英文を聞いた時に、
「ふ~ん、おととい原宿にイチローに会うために行ったのね」と
 頭の中で翻訳して納得してはいけません。


 それでは、頭の中で「返り読み」しているのと同じだからです。


 日本人はどうしても述語動詞Vを最後に持ってきて理解しないと
 納得した気になれないものです。


 ですから頭の中でつい組み替えて理解しがちですが、前述のように
 述語動詞Vを最後に持ってきて、日本語の語順に直して、
 納得しては元も子もないのです。


 正しい「保持」とは、あくまでも「英語の語順」の通りに
 センスグループごとに「保持」し、決して頭の中で「日本語の語順」に
 組み替えて記憶しないということなのです。


 つまり頭の中の情報としては、いつまでも「私は原宿に行きました」
「イチローに会うために」「おととい」という3つの情報が、
 区分けして記憶されていなければなりません。



 いかがでしょうか?

「期待」と「保持」について、かなりの回数をさいて
 ご説明してきましたが、この2つのことが英語上達のカギを
 握ることをご理解いただけましたでしょうか。


 そして、その2つの能力を飛躍的に伸ばすトレーニング法こそ、
 スーパーエルマーのHop,Skip&Jumpなのです。


 


 来週から、新シリーズを始めます。

 内容は、≪サバイバル英語術≫ です。
      

 昨今の急速なグローバリズムにより、世界が一層狭くなっています。

 そんな中で、私たちは毎日のように、新聞やインターネット等で
 Financial crisis や Recession という文字を目にします。


 …私たちは、どのように激動する世界をサバイバルしていけば
  良いのでしょうか?


    …この続きはまた次回!

                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-12-21 16:43 | SIMうんちく

保持(retention)その3

● 日本人に最適の英語学習法 (24) ●

          保持(retention)その3
  

「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。

 今回は、「保持」retention の3回目です。

 
 ちょっと復習しましょう。

 まず例文です。


 -----------------------------------------------------------------

    Pipeline was built in the early 1970's, over the
  objections of environmentalists who worried it would destroy
fragile tundra.

-----------------------------------------------------------------


 これにSIM訳をつけて読んでみましょう。


-----------------------------------------------------------------

  Pipeline was built in the early 1970's, …
   パイプラインは敷設されました、1970年初頭に

    over the objections of environmentalists …
    環境保護運動家達の反対を押し切って

      who worried it would destroy fragile tundra.
       彼らは、それ(パイプライン)が傷つきやすい
       ツンドラを破壊するのを恐れたのです。

-----------------------------------------------------------------


 このように文章が長い場合、特に「S+Vの保持」が
 とても大切になる、ということでした。


 なぜなら、「パイプラインが敷設された」という内容をしっかり
 保持していないと、文章の終わりの「それが傷つきやすいツンドラを
 破壊するのを恐れた」まで読んだ時に、「アレッ!『それが』って
 何のことだっけ?」ということになるからです。


 それでは、また前に戻って確認することになり、結局「返り読み」に
 なってしまう、ということでしたね。


 特に、最初の述語動詞Vは長い文章を読んでいるときに、
 頭の中で風化してしまいがちです。


「日本語では述語動詞Vが最後に来るので、それを待っていれば良い」
 ということで、述語動詞Vを保持する力が、そもそも日本人には
 必要なかったのです。


 ですから、この保持(retention)も意識して訓練しなければ
 ならない、ということでした。




 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 以前、「期待」(anticipation)について詳しく説明しましたが、
 その「期待」もこの「保持」(retention)の上に成り立っています。


 センスグループごとに先を「期待」しながら進む際も、
 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 
 前の内容をしっかり「保持」した上で進まなければならない
 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
 ということなのです。



 いくら「期待」が大事といっても、前のことをどんどん忘れながら
 先に進んでいたのでは、内容の理解はおぼつきません。


 それはたとえば、ハシゴをかけながら上へ上へと登って行くのに、
 そのハシゴが、かけたそばから外されていくようなものです。

 それでは足場がなくなって転落してしまうでしょう。


 ですから、最初の「S+V」なり、述語動詞Vなりを、充分に
 頭に刻み込んだ上で、つまりしっかり保持(retention)した上で、
 先を「期待」(anticipation)しつつ、次のセンスグループに
 進むように心がけなければなりません。


 そして、途中のセンスグループも、キーワードを意識して保持
 しながら先に進む必要があります。


 そのためには、特に最初の内は、各センスグループの「保持」に
 若干時間がかかっても構いません。


「返り読み」に戻らないために、間違っても先を焦って「保持」が
 弱くならないよう気を付けなければなりません。


    …この続きはまた来週!


                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-12-14 17:00 | SIMうんちく

保持(retention)その2

日本人に最適の英語学習法 (23)

          保持(retention)その2
  


「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開していますが、

 前回は「保持」retention についてお話ししました。
 今日は、その2回目です。

 
 ちょっと復習しましょう。
 まず例文です。

---------------------------------------------------------------

   I went to Harajuku to meet with Ichiro the day before
yesterday.

---------------------------------------------------------------


 これにSIM訳をつけてみましょう。


----------------------------------------------------------------

I went to Harajuku …
 私は原宿に行きました

    to meet with Ichiro …
    イチローに会うために

        the day before yesterday.
        おととい。

---------------------------------------------------------------



 この英文の意味の流れは、次のようになっています。


----------------------------------------------------------------

私は原宿に行きました → イチローに会うために → おととい。
     A            B           C

----------------------------------------------------------------


 このように、英語はセンスグループごとに、内容が次々と
 展開していく言語である、ということでしたね。

 前記の例文も、「A→B→C」という意味の流れがあります。

「保持」(retention)とは、「A→B→C」という意味の流れを
 たどる時に、前のセンスグループごとの内容をしっかり記憶した
 上で先に進みましょう、ということでした。


 特に英語の場合は日本語と違って、述語動詞Vが
 最初のセンスグループに来ることが多いですが、
 このVの「保持」が充分になされないと、
 全体の意味がぼやけてしまいます。


 そして、保持が弱いと前のセンスグループに戻って確認しなければ
 ならないので、「返り読み」になってしまうのです。

「A→B→C→B→A」という感じです。

 これでは「元の木阿弥」だ、ということでしたね。  



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 保持(retention)について、さらに具体的な実例をあげましょう。
 次の英文をご覧ください。


-----------------------------------------------------------------

  Pipeline was built in the early 1970's, over the objections
of environmentalists who worried it would destroy fragile tundra.

-----------------------------------------------------------------



 これにSIM訳をつけて読んでみましょう。


-----------------------------------------------------------------

  Pipeline was built in the early 1970's, …
   パイプラインは敷設されました、1970年初頭に

    over the objections of environmentalists …
     環境保護運動家達の反対を押し切って

      who worried it would destroy fragile tundra.
       彼らは、それ(パイプライン)が傷つきやすい
       ツンドラを破壊するのを恐れたのです。

-----------------------------------------------------------------


 このように文章が長い場合、特に「S+Vの保持」が
 とても大切になります。


 なぜなら、「パイプラインが敷設された」という内容をしっかり
 保持していないと、文章の終わりの「それが傷つきやすいツンドラを
 破壊するのを恐れた」まで読んだ時に、「アレッ!『それが』って
 何のことだっけ?」ということになるからです。

 先ほども言った通り、それでは、また前に戻って確認することになり、
 結局「返り読み」になってしまいます。


 特に、最初の述語動詞Vは長い文章を読んでいるときに、
 頭の中で風化してしまいがちです。

「日本語では述語動詞Vが最後に来るので、それを待っていれば良い」
 ということで、述語動詞Vを保持する力が、そもそも日本人には
 必要なかったのです。


 ですから、この保持(retention)も意識して訓練しなければ
 なりません。


 そして、その訓練をするために作られた教材がリスニング教材、
「スーパーエルマー」なのですね。


      …この続きはまた来週!


              …お楽しみに!
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by danueno | 2011-12-07 17:17 | SIMうんちく

保持(retention)その1

日本人に最適の英語学習法 (22) ●

          保持(retention)その1
  


「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。

 このところ「期待」anticipation について解説していますが、
 今日は、保持 retention についてお話しましょう。

 
 その前に、ちょっと前回の復習をしましょう。

 まず例文です。


-----------------------------------------------------------

   Henry and Anna Polivoda were active retirees until
 they were hit while out for a walk in their Los Angeles
 neighborhood by a car fleeing police because of missing
 license plates.

-----------------------------------------------------------


 この英文をセンスグループで句切り、SIM訳を付けて
 読むと下記のようになります。



--------------------------------------------------------

 Henry and Anna Polivoda were active retirees …
  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を
  送っていました


  until they were hit …
   彼らがはねられるまでは


    while out for a walk in their Los Angeles
                 neighborhood …
      彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に


       by a car fleeing police …
        警察から逃げていた車に


        because of missing license plates.
         ナンバープレートが無いために(逃げて
         いた)。

--------------------------------------------------------



 そして、この英文の流れをまとめると、下記のような図になる、
 ということでした。

「期待」が括弧の中で現わされています。



---------------------------------------------------------

  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を送っ
ていました

        ↓


  彼らがはねられるまでは

     (いつはねられたの?)


        ↓


  彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

      (何にはねられたの?)


   ↓


      警察から逃げていた車に

       (何で逃げていたの?)


            ↓


   ナンバープレートが無いために。


―――――――――――――――――――――――――――――――――



 このように先を「期待」しながら読んだり聴いたりするから、
 センスグループは次々に有機的につながって行く、
 ということでしたね。



 ところが日本人の場合は、英語を聴いたり読んだりする時、
 この「期待」がなかなかうまくいきません。
 
 その理由は、「英語の語順」に慣れていないからです。

この訓練をする上で最も力のあるのが、スーパーエルマーの
 リスニング強化法「Hop,Skip&Jump」である、ということでした。




 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。

 
 さて、これまでかなりの回数を割いて「期待」(anticipation)に
 ついて説明してきましたが、英語をスムーズに理解するためには
 実は、これだけでは不十分なんです。


 円滑な英語コミュニケーション能力を育成するために、もうひとつ
 大事がことがあります。

それが「保持」(retention)です。


 結論から言いますと、いくら「期待」が大切だといっても、
「保持」がなされていないならば、スムーズな英語の理解は難しく
 なります。


 それほど「保持」(retention)は重要です。

 このように大切な「保持」とは一体何なのでしょうか?

 さっそくご説明しましょう。


 まず例文を見てください。

 わかりやすいように、あえて簡単な英文にしました。


----------------------------------------------------------------

  I went to Harajuku to meet with Ichiro the day before
yesterday.

----------------------------------------------------------------


 これにSIM訳をつけてみましょう。


--------------------------------------------------------------

I went to Harajuku …
 私は原宿に行きました

    to meet with Ichiro …
     イチローに会うために

       the day before yesterday.
        おととい。

------------------------------------------------------------



 この英文の意味の流れは、次のようになっています。


----------------------------------------------------------------

私は原宿に行きました → イチローに会うために → おととい。
      A           B           C

----------------------------------------------------------------


 このように、英語はセンスグループごとに、内容が次々と
 展開していく言語です。

 前記の例文も、「A→B→C」という意味の流れがあります。


「保持」(retention)とは、「A→B→C」という意味の流れを
 たどる時に、前のセンスグループごとの内容をしっかり記憶した
 上で先に進みましょう、ということです。


 特に英語の場合は日本語と違って、述語動詞Vが最初のセンス
 グループに来ることが多いですが、このVの「保持」が充分に
 なされないと、全体の意味がぼやけてしまいます。


 そして、保持が弱いと前のセンスグループに戻って確認しなければ
 ならないので、「返り読み」に戻ってしまうのです。

「A→B→C→B→A」という感じです。

 これでは、元の木阿弥です。  



    …この続きはまた来週!


                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-11-30 15:57 | SIMうんちく

期待 anticipation その3

日本人に最適の英語学習法 (21)

        期待 anticipation その3  



「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開していますが、
 前々回から、「期待」anticipation についてお話ししています。

 
 ちょっと復習しましょう。
 まず例文です。


-------------------------------------------------------------

   Henry and Anna Polivoda were active retirees until
 they were hit while out for a walk in their Los Angeles
 neighborhood by a car fleeing police because of missing
 license plates.

-------------------------------------------------------------


 この英文をセンスグループで句切り、SIM訳を付けて
 読むと下記のようになります。



------------------------------------------------------------

 Henry and Anna Polivoda were active retirees …
  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を
  送っていました


  until they were hit …
   彼らがはねられるまでは


    while out for a walk in their Los Angeles
    neighborhood …
     彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に


       by a car fleeing police …
        警察から逃げていた車に


        because of missing license plates.
        ナンバープレートが無いために(逃げて
        いた)。


----------------------------------------------------------



 さて、英語を理解する上で最も大切なことは、
 フレーズごとに「次はどうなるんだろう!」と、
 先を「期待」しながら順次、理解していくということでした。


 この例文も、下記の表のように「期待」が次々と後に続くフレーズに
 よって「充足」されていきます。



―――――――――――――――――――――――――――――――――
       期 待            充 足
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

  いつはねられたの?   →   散歩中に

  何にはねられたの?   →   逃走中の車に

  何で逃げていたの?   →   ナンバープレートがなかったから

―――――――――――――――――――――――――――――――――



 このように、英語というものは、「期待→充足」という関係の中で、
 はじめてセンスグループ同士が相互につながり、読者の理解が
 成り立っていく言語なのです。


 これをさらに詳しくまとめると、下記のような図になります。
「期待」が括弧の中で現わされています。



―――――――――――――――――――――――――――――――――


  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を送ってい
  ました

        ↓


  彼らがはねられるまでは

    (いつはねられたの?)


          ↓


   彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

           (何にはねられたの?)


   ↓


      警察から逃げていた車に

          (何で逃げていたの?)

               ↓


   ナンバープレートが無いために。


―――――――――――――――――――――――――――――――――



 このように「期待」があるから、センスグループは次々に
 有機的につながって行きます。


 つまり「期待とはセンスグループの接着剤」である、
 ということでした。


 これで、英語を読むときに「期待」(anticipation)が
 いかに重要であるか、おわかりいただけたことと思います。



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。
 


 ところが日本人の場合は、英語を聴いたり読んだりする時、
 この「期待」がなかなかうまくいきません。

 
 もちろん、日本人が日本語を聴いたり読んだりする場合も、
 無意識のうちに、先を期待してはいるのです。


 ただ、これが英語になると「英語の語順」に慣れていないので、
「期待」することが非常に難しくなります。


 ですから、日本人が、英語を聴いたり読んだりするときには、
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 特別に「期待」するための訓練が必要になってきます。
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 この訓練をする上で最も力のあるのが、スーパーエルマーの
 リスニング強化法「Hop,Skip&Jump」なのです。


 その中のHopとSkipでは、センスグループごとに内容を理解し、
 さらに積極的に先を「期待」(anticipation)しながら聴く
 訓練をしますので、リスニング力が飛躍的に高まります。


 ためしに、ちょっとHopとSkipを聴いてみましょうか。

 下記のページで、スーパーエルマーのトピックの一部を
 聴くことができます。

  http://www.tokyo-sim.com/trials/


 ページを開くと一番上に、1.即聴即解トレーニング
「Hop,Skip&Jumpを試聴する」とあります。

 中上級者の方は、スーパーエルマー「CBS」コースを
 初中級者の方は、スーパーエルマー「VOA」コースを
 選んで試聴してみてください。




 …いかがだったでしょうか? 

「ちょっと難しいかな?」と感じるかもしれませんが、
 大丈夫です!

 Hop,Skip&Jump はトレーニングですから、これで今すぐ
「期待」(anticipation)ができるというものではありません。

 でも、このHop,Skip&Jump でトレーニングを積むと、
 ネイティブを同じ感覚で、「次はどうなるかな?」と
 ワクワク、ドキドキしながら、英語を読んだり聴いたりする
 ことができるようになります。

 そうすると、英語のコミュニケーション能力が一気に
 高まりますよ。

  
    …この続きはまた来週!


                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-11-22 16:38 | SIMうんちく

期待 anticipation その2

日本人に最適の英語学習法 (20) ●

        期待 anticipation その2  


「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開していますが、
 前回から、「期待」anticipation についてお話ししています。


 ちょっと復習しましょう。
 まず例文です。


 -------------------------------------------------------------

    Henry and Anna Polivoda were active retirees until
  they were hit while out for a walk in their Los Angeles
  neighborhood by a car fleeing police because of missing
  license plates.

 -------------------------------------------------------------


 この英文をセンスグループで句切り、SIM訳を付けて
 読むとこんな感じでしたね。

 まず冒頭のセンスグループです。


 ------------------------------------------------------------

  Henry and Anna Polivoda were active retirees …
  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を
  送っていました

 ------------------------------------------------------------


 このセンスグループを読んだだけでは、
 現役を引退した幸福な老夫婦がどうなったかがわかりません。

 次のセンスグループを見ると…。


 -----------------------------------------------------------

   until they were hit …
   彼らがはねられるまでは

 -----------------------------------------------------------


 ここで 「エッ!はねられたの?」とびっくりします。

「エーッどうして?」と、
 読者はつい先を読みたくなります。

 先を読むと、こんな感じでした。


 ----------------------------------------------------------

   while out for a walk in their Los Angeles
                 neighborhood …
   彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

 ----------------------------------------------------------


「散歩中にはねられたのかー。しかし一体何でまた?」
 と読者の疑問はふくらみます。

 この先のセンスグループで、大体の話の流れが見えてきます。


 ----------------------------------------------------------

   by a car fleeing police …
   警察から逃げていた車に

 ----------------------------------------------------------


 ここで読者は「逃走車だな!…でも、その車はどうして逃げて
 いたんだろう?」と、さらに話の続きがどうなるか
「期待」して待ちます。


 ----------------------------------------------------------

   because of missing license plates.
   ナンバープレートが無いために(逃げていた)。

 ----------------------------------------------------------


「あー、なるほど…!」と、ここではじめて、読み手は
 話の全貌がわかる、ということでした。

 ここで最も大切なことは、英語とはフレーズごとに
「次はどうなるんだろう!」と、先を「期待」しながら順次、
 理解していく言語であるということです。


 つまり、「英語とは、『期待』がカギを握る言語である」、
 ということでしたね。



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 前回の例文のように、「期待」が次々と後に続くフレーズに
 よって「充足」されていくということ、これぞ英語の醍醐味
 なんです。


 今まで言ったことを、ちょっと図にまとめてみましょう。


 ――――――――――――――――――――――――――――――
       期 待           充 足
 ――――――――――――――――――――――――――――――

   いつはねられたの?  →  散歩中に

   何にはねられたの?  →  逃走中の車に

   何で逃げていたの?  →  ナンバープレートがなかった
                 から

 ――――――――――――――――――――――――――――――


 いかがでしょうか?

 このように、英語というものは、「期待→充足」という関係の中で、
 はじめてセンスグループ同士が相互につながり、読者の理解が
 成り立っていく言語である、ということです。

 上記の英文の「思考の流れ」を、さらに詳しく下の図に
 まとめてみました。

「期待」が括弧の中で現わされています。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――――


   ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を送ってい
    ました

        ↓


    彼らがはねられるまでは

    (いつはねられたの?)

           ↓


   彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

           (何にはねられたの?)

   ↓


      警察から逃げていた車に

              (何で逃げていたの?)

                  ↓


   ナンバープレートが無いために。


―――――――――――――――――――――――――――――――――



 いかがでしょうか?

 このように「期待」があるから、センスグループは次々に
 有機的につながって行きます。

 つまり「期待とはセンスグループの接着剤」なんですね。


 これで、英語を読むときに「期待」(anticipation)が
 いかに重要であるか、おわかりいただけたことと思います。


        …この続きはまた来週!


                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-11-16 15:48 | SIMうんちく

期待 anticipation (1)

日本人に最適の英語学習法 (19)

        期待 anticipation その1
  


「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開していますが、
 今日から、「期待」anticipation についてお話しします。


 その前に、ちょっと復習です。

 まず前回の例文をご覧ください。


 ----------------------------------------------------------
 
     One in three U.S. children born in 2000 will
  become diabetic unless many more people start eating
  less and exercising more, a scientist with the Centers
for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 これを下記のように日本語に翻訳すると、
 面白みに欠けるツルンとした文章になる、ということでした。


---------------------------------------------------------------

  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、
  より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの
  子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防
  センターのある科学者は警告します。

---------------------------------------------------------------


 どこが面白くないかというと、ここにはドラマがない、
 ということでしたね。

 ここには英語を読む醍醐味はありません。

 このような読み方をしていては、英語に興味が持てなくなるのは
 当然です。


 それを解決するのが「SIM同時通訳方式」でした。

 これだと、フレーズごとのドラマを最大限に感じ、
 楽しみ、味わうことができます。

 
 -------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic…
   2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります

  ↓

  unless many more people start eating less and exercising
  more, …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎりそして、
より多くの運動を(し始めないかぎり、)

               ↓

  a scientist with the Centers for Disease Control and
  Prevention warns.
   と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

 -------------------------------------------------------------------



 このようにSIM同時通訳方式で英語を読むと、
 英米人と同じようにセンスグループごとにハラハラ、ドキドキ
 しながら読んでいくので、「意味の流れ」に従って
 ドラマティックな展開を思う存分楽しむことができます。


 SIM同時通訳方式のような読み方で読むときにはじめて、
 英語は面白く、手応えがあり、喜びをもたらしてくれるものに
 なる、ということでしたね。



 ただし、このSIM同時通訳方式には、欠かせないあるひとつの
 条件があります。

 それが「期待」(anticipation)である、ということでした。



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 英語では、フレーズごとに「次にどんな言葉がくるのかな?」と
 次を「期待」しながら、読んだり聞いたりしています。

 ですからこの「期待」が英語を理解する上では非常に
 重要になります。


 なぜなら、英語とはまず話の核心「S+V」を言い、
 順次それを説明、補完、強化していく言語であるからです。
 

 実際に例文を見てみましょう。


-------------------------------------------------------------

   Henry and Anna Polivoda were active retirees until
 they were hit while out for a walk in their Los Angeles
 neighborhood by a car fleeing police because of missing
 license plates.

-------------------------------------------------------------


 この英文をセンスグループで句切り、SIM訳を付けて
 読んでみましょう。

 まず冒頭のセンスグループをご覧ください。


------------------------------------------------------------

  Henry and Anna Polivoda were active retirees …
  ヘンリーとアナ・ポリヴォダは活動的に引退生活を
  送っていました

------------------------------------------------------------


さて、このセンスグループを読んだだけでは、この話が
どう展開していくかわかりません。


 現役を引退した幸福な老夫婦がどうなったか、
 次のセンスグループを見てみましょう。


 -----------------------------------------------------------

   until they were hit …
   彼らがはねられるまでは

 -----------------------------------------------------------


 読み手はここで 「エッ!はねられたの?」とびっくりします。

「晴天の霹靂(へきれき)」といった感じの展開ですね。


「それまでは活動的な引退生活を送っていたのにどうして?」と、
読者はつい先を読みたくなります。


 私たちも先を読んでみましょう。


----------------------------------------------------------

  while out for a walk in their Los Angeles
neighborhood …
   彼らのロサンゼルスの家の近辺を散歩中に

----------------------------------------------------------


「散歩中にはねられたのかー。かわいそうに。しかし一体
何でまた?」と読者の疑問はふくらむはずです。


そして、この先のセンスグループで、大体の話の流れが見えてきます。


----------------------------------------------------------

   by a car fleeing police …
  警察から逃げていた車に

----------------------------------------------------------


ここで読者は「逃走車だな!…でも、その車はどうして逃げて
いたんだろう?」と、さらに話の続きがどうなるか
「期待」して待ちます。


----------------------------------------------------------

  because of missing license plates.
ナンバープレートが無いために(逃げていた)。

----------------------------------------------------------


「あー、なるほど…!」と、ここではじめて、読み手は
話の全貌がわかります。


最後のフレーズまで読んだ瞬間、ジグソーパズルの最後のピースが
はまった時のように「そういうことだったのか!」と
納得するのです。


 さて、ここで最も大切なことは何でしょう?

それは、今見てきたとおり、英語とはフレーズごとに
「次はどうなるんだろう!」と、先を「期待」しながら順次、

理解していく言語であるということです。


 つまり、「英語とは、『期待』がカギを握る言語である」、
 ということですね。


        …この続きはまた来週!



                 …お楽しみに!
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by danueno | 2011-11-09 17:44 | SIMうんちく

翻訳の問題

日本人に最適の英語学習法 (18) ●

           「翻訳の問題」
  

「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。


 前回に引き続き「翻訳の問題」についてお話ししましょう。
 ちょっと復習です。


 まず前回の例文をご覧ください。

 ----------------------------------------------------------
 
     One in three U.S. children born in 2000 will
  become diabetic unless many more people start eating
  less and exercising more, a scientist with the Centers
for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 次に、この英文を日本語に翻訳してみます。

 私達が通常、目にする訳です。


---------------------------------------------------------------

  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、

  より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの

  子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防

  センターのある科学者は警告します。

---------------------------------------------------------------


 いかがでしょうか?
 面白みに欠けるツルンとした文章になってしまいました。

 どこが面白くないかというと、ここにはドラマがないのです。

 このような翻訳調では、センスグループごとのドラマが
 壊れてしまうので面白みがないのです。

 ドラマ性に欠けた「予定調和」の世界と言うこともできます。

 先が読めてしまいスリルがありません。
 ここには英語を読む醍醐味はありません。

 このような読み方をしていては、英語に興味が持てなくなるのは
 当然でしょう。


 私たちは、学校で「返り読み」式の翻訳を習いますが、
 それこそ英語をつまらなくしている元凶だったのです。



 …と、ここまでが前回のお話でした。

今回は、ここからです。



 では、「フレーズごとのドラマ」を最大限に感じ、楽しみ、
 味わう読み方とは何でしょう?

 それはもちろん、今まで何度も言ってきました 「SIM同時通訳方式」
 ですね。


 私たちがこの方式で、英語を読んだり聞いたりするときはじめて、
 英語の持つ深い味わいの根本である「英語の醍醐味」「英語のいのち」
 に触れることができます。


 SIM同時通訳方式で読むと、同じ英文も、次のようにドラマチックに
 展開していきます。


 -------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic…
   2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります

  ↓

  unless many more people start eating less and exercising
  more, …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎりそして、
より多くの運動を(し始めないかぎり、)

               ↓

  a scientist with the Centers for Disease Control and
  Prevention warns.
   と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

 -------------------------------------------------------------------



 まず最初のセンスグループで、読み手は「ドキリ!」とします。
「エッ!子供が糖尿病になる? いったい何のことだろう」と…。

 すると、次のセンスグループで読み手は、
「なーんだ、食べる量を減らして、運動をすればOKなんだ!」
 と、少しばかりホッとします。


 さらに、最後のセンスグループで、
「そうか、これは専門家による確かな意見なんだな…。なるほど!」
 と、このように読者は段階的に説得されるわけです。



 このようにSIM同時通訳方式で英語を読むと、
 英米人と同じようにセンスグループごとにハラハラ、ドキドキ
 しながら読んでいくので、「意味の流れ」に従って
 ドラマティックな展開を思う存分楽しむことができるんです。


 SIM同時通訳方式のような読み方で読むときにはじめて、
 英語は面白く、手応えがあり、喜びをもたらしてくれるものに
 なるのですね。


 ただし、このSIM同時通訳方式には、欠かせないあるひとつの
 条件があります。

 それをしなければ「SIM同時通訳方式」も意味が薄れてしまいます。
 それが、これからお話しする「期待」(anticipation)です。


 英語では、フレーズごとに「次にどんな言葉がくるのかな?」と
 次を「期待」しながら、読んだり聞いたりしているんですね。


 ですからこの「期待」が英語を理解する上では非常に重要になります。

 なぜなら、英語とはまず話の核心「S+V」を言い、順次それを説明、
 補完、強化していく言語であるからです。
 

 では、次回から、この「期待」を詳しく説明していきましょう。



…この続きは、また来週!


 
         …お楽しみに! 
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by danueno | 2011-11-02 14:34 | SIMうんちく

アグレッシブ・リスニング その7

日本人に最適の英語学習法 (17)

        アグレッシブ・リスニング その7



「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。


 前回に引き続き「翻訳の問題」についてお話ししましょう。
 ちょっと復習です。

 まず前回の例文をご覧ください。

 ----------------------------------------------------------
 
      One in three U.S. children born in 2000 will
  become diabetic unless many more people start eating
  less and exercising more, a scientist with the Centers
for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 このような複雑な英文も、SIM同時通訳方式で読むと、
 まさに瞬時に内容を理解することが可能になる、
ということでしたね。


---------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 …
  2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが

  will become diabetic …
  糖尿病になります

  unless many more people start eating less …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

  and exercising more, …
  そして、より多くの運動を(し始めないかぎり、)

  a scientist with the Centers for Disease Control
       and Prevention warns.
  と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

-----------------------------------------------------------------


 ここには、英語の「論理性」というものが非常に色濃く
 現されてくる、というお話でした。

 では、「英語の論理性」とは何かというと…。


-------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic…
  2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります

-------------------------------------------------------------------


 まず最初のセンスグループで、核心をズバッと言い切ります。

 英語の特徴は、このように文章の根幹でありテーマである「S+V」を
 真っ先に言ってしまうということでしたね。

 そうして、読む人はここで「ドキリ!」とします。

「エッ!子供が糖尿病になる? いったい何のことだろう」と…。

 すると、次のようなことが書いてあります。


-----------------------------------------------------------------

 unless many more people start eating less and exercising
 more, …
 より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎりそして、より
多くの運動を(し始めないかぎり、)

-----------------------------------------------------------------


 読み手は、
「なーんだ、食べる量を減らして、運動をすればOKなんだ!」
 と、少しばかりホッとするわけです。

 そして、今までの主張は次のセンスグループで強化されます。

--------------------------------------------------------------

  a scientist with the Centers for Disease Control and
  Prevention warns.
 と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

--------------------------------------------------------------


 ここで読み手は、専門家の意見と知って、次のように納得する
 でしょう。

「そうか、これは専門家による確かな意見なんだな…。なるほど!」
 と、このように読者は段階的に説得されるわけです。


 さて以上のことをまとめると、この文章はセンスグループごとに
 下記のような「意味の流れ」があることがわかる、
 ということでしたね。

 これが、英語ならではの論理性です。


------------------------------------------------------------

   テーマ(S+V) → 条件付け  → 権威付け

------------------------------------------------------------


英語はこのように、極めて論理的な「意味の流れ」にそって
 展開しているのです。

 そして、センスグループの各段で、読み手は「驚き」を感じたり、
「ホッ」としたり、「納得」したりします。

 つまりここには、センスグループの展開に伴って起こるドラマが
 ある、ということでした。


 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 このようにSIM同時通訳方式で英語を読むと、
 英米人と同じようにセンスグループごとにハラハラ、ドキドキ
 しながら読んでいくので、「意味の流れ」に従って
 ドラマティックな展開を思う存分楽しむことができます。


 つまり、SIM同時通訳方式のような読み方で読むときにこそ、
 はじめて、英語は面白く、手応えがあり、
 喜びをもたらしてくれるものになるのです。


 では、このこと実証するために、試しにそれを「返り読み」で、
 同じ英文を読んでみましょう。


---------------------------------------------------------------

 より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり、そして、
 より多くの運動をし始めないかぎり、2000年に生れたアメリカの
 子供の3人にひとりが糖尿病になります、と疾病対策予防
 センターのある科学者は警告します。

---------------------------------------------------------------


 いかがでしょうか?

 面白みに欠けるツルンとした文章になってしまいました。

 どこが面白くないかというと、ここにはドラマがないのです。

 このような翻訳調では、センスグループごとのドラマが
 壊れてしまうので面白みがないのです。


 ドラマ性に欠けた予定調和の世界と言うこともできます。

 先が読めてしまいスリルがないのです。

 ここには英語を読む醍醐味はありません。


 このような読み方をしていては、英語に興味が持てなくなるのは
 当然でしょう。


 私たちは、学校で「返り読み」式の翻訳を習いますが、
 それこそ英語をつまらなくしている元凶だったのです。


     …この続きは、また来週!


            …お楽しみに! 
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by danueno | 2011-10-26 16:34 | SIMうんちく

アグレッシブ・リスニング その6

【今日のテーマ】

       ● 日本人に最適の英語学習法 (16) ●

        アグレッシブ・リスニング その6



「SIMうんちく」は、アグレッシブ・リスニングについて、
 さらに深く突っ込んだお話を展開しています。

 前回に引き続き「翻訳の問題」についてお話ししましょう。

 ちょっと復習です。


 まず前回の例文をご覧ください。

 ----------------------------------------------------------
 
     One in three U.S. children born in 2000 will
  become diabetic unless many more people start eating
  less and exercising more, a scientist with the Centers
  for Disease Control and Prevention warns.

 ----------------------------------------------------------


 このような複雑な英文も、SIM同時通訳方式で読むと、
 まさに瞬時に内容を理解することが可能になる、
ということでしたね。


------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 …
  2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが

  will become diabetic …
  糖尿病になります

  unless many more people start eating less …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎり

  and exercising more, …
  そして、より多くの運動を(し始めないかぎり、)

  a scientist with the Centers for Disease Control
       and Prevention warns.
  と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

 --------------------------------------------------------------


いかがでしょうか?

 非常にすっきりと理解できますよね。

 読者は、センスグループごとに読むことで、
 水の流れに乗るように無理なく、英語の「意味の流れ」を
 つかんでいくことが可能になります。


では、この英文の「意味の流れ」を日本語で書き出して
 みましょう。

 そうすると、とても面白いことがわかります。

 そこに、英語の「論理性」というものが非常に色濃く
 現されてくるからです。


 では、「英語の論理性」とは何か?



 …ここまでが前回のお話でした。

 今回は、ここからです。



 「英語の論理性」とは何でしょう?

  まず最初のセンスグループをご覧ください。



-------------------------------------------------------------------

  One in three U.S. children born in 2000 will become diabetic…
  2000年に生れたアメリカの子供の3人にひとりが糖尿病になります

-------------------------------------------------------------------


 英語ではこのように、はじめに核心をズバッと言い切ります。
 これが、この文章のテーマとなります。

 英語の特徴は、このように文章の根幹でありテーマである「S+V」を
 真っ先に言ってしまうということです。


 そうして、読む人はここで「ドキリ!」とすることになります。
「エッ!子供が糖尿病になる? いったい何のことだろう」と…。

 読者は自然に、この話がどのように続いていくのか、
 興味津々で次のセンスグループに目を移します。


 すると、次のようなことが書いてあります。


-----------------------------------------------------------------

  unless many more people start eating less and exercising
 more, …
  より多くの人々が食べる量を減らし始めないかぎりそして、より
  多くの運動を(し始めないかぎり、)

-----------------------------------------------------------------


 読み手は、
「なーんだ、食べる量を減らして、運動をすればOKなんだ!」
 と、少しばかりホッとするわけです。

 そして、今までの主張は次のセンスグループで強化されます。



--------------------------------------------------------------

  a scientist with the Centers for Disease Control and
  Prevention warns.
  と、疾病対策予防センターの、ある科学者は警告します。

--------------------------------------------------------------


 ここで読み手は、専門家の意見と知って、次のように納得する
 でしょう。

「そうか、これは専門家による確かな意見なんだな…。なるほど!」
 と、このように読者は段階的に説得されるわけです。


 さて以上のことをまとめると、この文章はセンスグループごとに
 下記のような「意味の流れ」があることがわかります。


------------------------------------------------------------

   テーマ(S+V) → 条件付け  → 権威付け

------------------------------------------------------------


英語はこのように、極めて論理的な「意味の流れ」にそって
 展開しているのです。

 そして、センスグループの各段で、読み手は「驚き」を感じたり、
「ホッ」としたり、「納得」したりします。

 つまりここには、センスグループの展開に伴って起こるドラマが
 あるのです。


 ですから、この センスグループごとのドラマを充分に感じて
 読むためには、センスグループの 自然な流れに逆らわない
 読み方をする必要があります。


 そのために最も有効なのが、SIM同時通訳方式 なんですね。


     …この続きは、また来週!

 
            …お楽しみに! 
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by danueno | 2011-10-19 17:24 | SIMうんちく