SIMの発音習得法 その9

~ 線的勉強法は第2外国語にも有利 ~
  
     

 新シリーズ「SIMの発音習得法」、今日はその9回目です。

 さっそく前回の復習をしましょう。


 
 前回は、「点的勉強法と線的勉強法」のお話でした。


「点的勉強法」というのは、勉強している個々の事柄が

 ばらばらに散らばっている状態です。

 
 これでは、獲得している知識が互いになんの関係もなく

 ただ頭に詰めこまれていきます。

 これが、「点的勉強法」です。



 これに対して、「線的勉強法」というのは、

 勉強している個々の事柄が、あるひとつの線の上で

 連続していくような勉強法を言います。



 たとえば、good-bye と Sydney というふたつの単語の場合、

「点的勉強法」では、これらの発音を何の関連性も持たせず

 ただ別々に暗記します。


 それに対して、「線的勉強法」は、これらの単語が

「音節リズムの法則」により、2拍のリズムであるという

 共通点を確認しながら勉強する、ということでした。


「線的勉強法」をしていると、非常なメリットがあります。


 それは「音節リズムの法則」という太い線の上で

 発音を理解することができる、ということです。


 もし学習の過程で、知らない発音が出てきたとしても、

 音節の数で発音を推測しながら勉強を進めることができます。

 ですから、勉強がスムーズに、かつ無限に発展するのです。



 …前回のお話はここまで。

 今日は、ここからです(↓)
 

 さて、線的勉強法をしていると、第2外国語の習得にも

 メリットがあります。


 英語の発音とドイツ語の発音は、「音節リズムの法則」という

 太い一本の線上に並んでいます。


 ですから、英語の発音を「音節リズムの法則」で勉強した人は、

 ドイツ語の発音も、日本語しか知らない人よりは容易に

 身につけられるんですね。


 同様に、フランス語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語など、

 すべてのヨーロッパの言葉を、この同一線上で習得することが

 できるのです。



 具体的に例を挙げてみましょう。


 例えば、土曜日はドイツ語で Samstag と言います。

 これは「ザ・ム・ス・ター・ク」と5拍のように見えますが、

 正しくは2拍で「ザムス・ターク」です。


 フランス語では、samediで、これも2拍で「サム・ディ」と

 発音します。


 つまり、2拍に発音していれば、フランス人にわかるのです。


 イタリア語では、sabatoで、「サ・バ・ト」と3拍のリズムで

 ゆっくり、はっきり発音すればよいのです。

 アクセントは最初のsa-にあります。


 スペイン語では、el sabadoで、最初の定冠詞 elを日本語式に

 「エ・ル」と2拍にならないように注意すれば、

 全体を「エル・サ・バ・ド」と4拍に発音することができます。


 アクセントはイタリア語と同じで、sabadoのsa-にあります。


 このように、あらゆるヨーロッパの言語の発音は

 同じ一本の延長線上に捉えることができます。


 ですから、線的勉強法で学習を積み重ねていると、

 第2外国語を勉強するときにも、極めて有利であることが

 わかるでしょう。


      …この続きはまた次回。


                … お楽しみに!
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by danueno | 2008-02-27 16:02 | SIMうんちく


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