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SIMのスピーキング力UP法 その8

「SIMのスピーキング力UP法」も、いよいよ佳境に入ってきました。

今日はイントネーションの活用というお話しをしますが、その前に前回の

復習をしましょう。



前回は、「来週は何か映画でも見に行こう」と思っているときの言い方で

したね。


これを表現するためには、まずI want to goとか、I would like to goと

いう語句がサッと頭に浮かばなければなりません。


他の語句はまだ何も考えずに、ただこの部分(S+V)をパッと出すことが

最も重要です。



この語句をもとにして、次にどんな語句が来るべきかを考えるのです。


すると、必然的に to see a movie が思い浮かぶはずです。

最後に「来週は」を考えて、next weekでまとめるのです。


このように、最初に来るべき語句をまず言っておいて、それに基づいて、

順次、次の語句を考えながら発話すると、その結果として、

I would like to go…to see a movie…next week.という整った英文に

なります。

ここまでが、前回の復習です。




今日は、この続きです。


この程度の短文ならば、丸暗記して一気に言うことも可能でしょう。

しかし、平易な段階でも「英語の思考法」を駆使して、センスグループの

句切りで多少時間をかけることが非常に大切なのです。


そうすると、一文は一気に発話しなけれならないという思いこみから解放

され、長文のスピーキングの場合でも、先を焦らず落ち着いて考える余裕を

持つことができます。


その際に、重宝するのがイントネーションです。

センスグループごとにイントネーションを付けながら句切り、少し時間を

空けてから、考え考え次の語句を発話するのです。


特に、次の語句がすぐ思い出せない場合など、そこまでの語句の語尾に、

ちょっと尻上がりのイントネーションをつけ、次の語句を探すようにする

と良いのです。


これで、気持ちが落ち着いて、余裕を持って考えることができるようなり、

相手もこちらの話を待っていてくれます。



先ほどの例文で説明しましょう。


まず、I would like to go で尻上がりのイントネーションを付けて、

その後、充分に間を取ります。

落ち着いて、次に話すべき事を考えましょう。


この後の to see a movie とイントネーションを付けて発話し、間を取り

ます。そうして、次の next week を落ち着いて言うのです。



私は自己紹介をするときにも、My name is で切り、ここで一呼吸おいて

から Dan Ueno junior と言うようにしています。


ともかく発話をするときに、一文を一気に作れるとか、また作らなければ

ならないということは絶対にないということです。


もし、これとは逆に、一文は一気に作れるし、また作らなければならないと

いう前提に立って勉強すると、間違った目標に向かって努力していることに

なりますから上達が妨げられます。


これでは結局、その英文を丸暗記しようとしているだけで、「英語の思考法」

の養成にはなっていないからです。




         …この続きは、また次回のお楽しみ!
by danueno | 2007-05-30 13:12 | SIMうんちく


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