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SIM方式の英文法 その40

● SIM同時通訳方式によるリスニング学習 ●

          ~ Jumpの学習法 ~


父ダン上野が開発した「スーパーエルマー」の開発秘話。

今日は、いよいよ Hop,Skip&Jumpの最後の段階「Jumpの学習法」になります。


Jumpとは「元の英文」ですが、SIM同時通訳方式を身につけていく過程では

やはり特別な学習法があります。


  …では、お楽しみください。(↓)



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スーパーエルマーの Hop学習と Skip学習は極めて奥の深い学習法であり、

それゆえHopとSkipがスーパーエルマー学習の中核になることはすでに述べた。


少し、復習してみよう。




1.Hop学習の意義
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Hopは、「日本語の触媒効果」により、英語の意味を日本人にすんなりと理解

させる上で素晴らしい効果を発揮する。

「日本人だから日本語を積極的に利用して英語を学習しよう」、これが Hop

学習の基本的な理念である。

この段階では、センスグループごとに句切られた英語の後に日本語のSIM訳

がある。

ここでは、しっかりと英語の意味を「英語の語順」でとっていく訓練をする。


この段階はスーパーエルマーのHop,Skip&Jumpの中でも、最も大切な学習だ。

よくここをおろそかにする受講生がいるが、これではSIM同時通訳方式本来

の効果は、ほとんど出ないと言っても良い。

それほど、大切なのが Hop学習だ。



2.Skip学習の意義
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ところが、ある段階になると Hopを卒業しなければならない。

そこで Skip学習に移行する。

今まで Hopによって、日本語の助けを借りて意味を理解する訓練を積み重ね

てきたわけだが、今度はより積極的に、日本語なしで英語の意味をとっていく

段階に入る。

ここでは、英語の後にある無音のポーズで、その意味をイメージする訓練を

する。

英語のセンスグループを聴いて、その意味が反射的にパッとイメージできる

ようになるまで、何度も聴くことが大切だ。




いかがだろうか。

これが Hopと Skipだ。

この2つの段階は非常に綿密に時間をかけて訓練がなされなければならない。

HopとSkipがスーパーエルマー学習の大部分を占めると言って良いだろう。


そこで Jumpである。

Jumpは元の英文そのままであるが、そもそもなぜJumpが存在するのだろうか。

そのことを説明する前に、この段階は最も気を付けなければならない、という

ことに心を留めていただきたい。

なぜなら、このJumpの段階では下手をすると、「返り読み」に戻ってしまう

危険性があるからだ。



スーパーエルマーを学習する以前は、英語を「返り読み」で理解していたかも

しれない。

しかし、Hop,Skipで訓練を積み、「英語の思考法」が根付いてきているJumpの

段階では、同じ元の英語を聴くにもそれなりの方法がある。

それはひとことで言えば、「センスグループを意識しながらJumpを聴く」とい

うことだ。


ネイティブは皆そうしているのだが、センスグループごとに句切られていない

長い英文を聴く時も、無意識のうちにセンスグループを感じながら、その

センスグループごとに理解しながら聴いている。

全文を聴いた後で、記憶をたどって「返り読み」しながら理解しているのでは

もちろんないのだ。


だからスーパーエルマー受講生も、このJumpでセンスグループを意識して聴く

必要性があることは言うまでもない。

さもなくば、容易に「返り読み」に戻ってしまう危険性がある。


                             (続く)
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 この続きは、また次回のお楽しみ … (^o^)/
by danueno | 2007-02-21 16:15 | SIMうんちく


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