~ 目に見えない英文法 補足6 ~
さて、「目に見えない英文法」シリーズをずいぶん長いこと続けてきました。 なぜこのように詳しく書いてきたかと言いますと、その理由は「目に見えない 英文法」が、「SIM同時通訳方式の必然性」を現しているからなんです。 ひとことで言えば、英語は、SIM同時通訳方式でなければ、つまり「英語の 語順」でなければ、本当には意味がわからないようにできています。 ですから、SIM同時通訳方式さえ身につければ、英語は頭から「英語の語順」 でどんどん理解していくことが可能になります。 それは、とりもなおさず、SIM同時通訳方式とは英語の本質から生まれてき た、ということを意味しているんです。 私は、これまで何度も「文法が先ではなく意味が先だ」と言ってきました。 これはどういうことか、ある程度の英文法を一通り覚えてしまえば、それ以上、 英文法を苦労して覚える必要はないということです。 文法学者になるつもりなら話は違いますが、一般的には、「要するに判れば足 りる」のです。 意味がわかるのに、それ以上の時間を費やして難しい文法事項を覚える必要は ありません。 それよりも、むしろ、英語を英語の語順で、文頭から読み、聴く習慣を身につ け、多くの英文に触れることが大切です。 実は、私たちは、日本語の場合だとそのようにしているのです。 私たち日本人は、ほとんど文法も知らずに日本語を使っていますよね。 日本語の辞書を持っていても、日本語の文法書を持っている人はまれでしょう。 ならば、英語の習得でも事情は同じでないでしょうか? 英語の勉強がある程度のレベルに達している人が、いつまでも「文法、文法」と 言って、あたかも文法が最も大切であるかのような勉強をしているのは、大きな 間違いです。 もちろん、英文法は英語を理解する上で、大きな助けになります。 このメルマガでも、以前「英文法を武器にする」というテーマで、何度か書き ました。 しかし、必要以上に英文法に振り回されることは学習の妨げにしかなりません。 私たちは、文法をことさら意識することなく、SIM同時通訳方式によって、 「英語の語順」でどんどん英語を読み、聴くような勉強を続けることをお勧め します。 … この続きは、また次回のお楽しみ …
by danueno
| 2006-10-25 11:42
| SIMうんちく
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