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新TOEIC傾向と対策 その1

~ 難しくなったか? ~


冒頭にも書きましたが、さる5月27日に、新TOEICを受けてきました。

えらく疲れました。フー … (^_^;)

TOEICマスターの私でさえ、こんなに疲れるTOEICテストです。普通の人にとっ
ては、まさにアルプスの高峰に登るような感じではないでしょうか。

TOEICのことを考えると不安になると言う人は多いでしょう。

中には「TOEIC恐怖症」の人がいてもおかしくないと思います。



 … このTOEIC、それで新TOEICになってどうなったのか?

 … 一体、難しくなったか、易しくなったのか?



まあ、易しくなった、とは決して言えません。

…もちろん、易しくなったと感じる部分もあるにはあります。

それは、パート3と4で設問の音声があることです。これは楽だと感じました。

つまり、パート3、4では問題文が流れる前に設問および選択肢を読んでおく
必要がありますが、設問音声があるので次の問題に進むタイミングがはかりや
すいのです。

ただこれは、今までも「No.○ の問題をマークしなさい」というアナウンス
があったので、同じかもしれませんが…、少なくとも私は、楽になったという
印象を持ちました。



しかし、易しくなった点より、難しくなった点の方が多いのは事実でしょう。

たとえば、巻頭言でふれましたオーストラリア英語です。
これは人によっては確かに聴きづらいと思います。

人によってというのは、「ちゃんと対策をしていない人にとっては」という
意味です。

新TOEICでは、この他、イギリス英語、カナダ英語の発音が出たのですが、
オーストラリア(ニュージーランド)英語と比べれば大したことはありません。


もっとも、私はイギリスに留学していたので、イギリス英語の発音はお手の物。

ですから「イギリス英語は対策不要」とは言い切れませんが、まずオーストラ
リア英語にキチンと対応する方が先ですね。

いかがですか?

TOEICテストでは、それほど極端な発音はなかったですが、それでも慣れてな
い人は、オーストラリアの変わった発音に「ドキッ!」とすると思います。

…そして、集中力が乱れる。

実は、TOEICテストで非常に大事なのは「集中力」なんです。

長時間にわたって、びっしりと中身の濃い問題が出題されますので、英語力は
もちろんのこと、最初から最後まで途切れない集中力が要求されます。

ささいな個所で、「何かな?」とひっかかってしまうと、それ以後ガタガタに
なってしまうのがTOEICの恐い所です。

ですから、慣れないオーストラリア英語を聴いて「オヤッ?」と思ったら最後
そこでつまずいてしまい、後は頭が真っ白に、という最悪の事態さえ考えられ
ます。

これはやはり、何らかのキチンとした対応が必要ですね。



リスニングセクションでは、この他、パート1の写真描写問題が減ったという
ことが大きかったです。

つまり、比較的リラックスして聞ける写真描写問題が10問減り、より集中し
て聞く必要のあるパート4「short talks」が10問増えたの、結果的に難し
くなっています。

そして、リーディングセクションは、リスニングセクション以上に手強いもの
になっていました。

長文速読力が弱く、今までテクニックでごまかしていた人にとっては、非常に
恐るべきテストに変貌しています。

まあ、これは「より正確に受験者の英語力を測るテストへの改変」という
国際ビジネスコミュニケーション協会側のもくろみ通りということですが。

具体的にどこが難しくなったかというと…


     
            この続きはまた来週…

                      …お楽しみに! (^o^)/
by danueno | 2006-05-31 17:38 | SIMうんちく


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