アグレッシブ・リスニング その3

日本人に最適の英語学習法 (13)

        アグレッシブ・リスニング その3


「SIMうんちく」は、このところ「アグレッシブ・リスニング」
 というテーマでお話しています。


 ちょっと前回の復習をしましょう。

 アグレッシブ・リスニングとは、
 英語を聞く時の態度として、ただ漫然と聞き流すような聞き方ではなく、
 積極的にいわば「攻撃的に」英語と向かい合う姿勢、でしたね。

 例文を見てみましょう。


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   I want to go to see a movie next week.

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 I want to go … という英語を聴いたら、すかさず
 「いったいどこに行きたいんだろう?」と
 積極的に期待(Anticipation)することが大切でしたね。


「期待」があるからこそ、次に来る言葉に意識が集中します。

 そして、次の … to see a movie (映画を見に)を聴くことで
 その期待が満たされます。

 ただし、「期待」ができるためには前提条件がある、
 ということでした。

 それが「保持」(retention リテンション)です。
「保持」がなければ「期待」することはできません。


「保持」とは、I want to go … を聴いたときに、
これを頭の中にしっかり記憶してから、続く言葉、
to see a movie … next week.
を聴く、ということでしたね。


 この保持がしっかりなされない場合、
「今のは何という内容だったのだろう?」と、元の英文に返って
 意味を確認するために「返り読み」になってしまいます。

 そうではなくて、英語をセンスグループごとに、

  I want to go (私は行きたい) …

  to see a movie (映画を見に) …

  next week.(来週)

という具合に、その都度しっかり保持しておくから、
前に戻ることなく、全文を聴き終わった瞬間にすべての内容が
理解できるようになる、というわけですね。

 ただし、ここで注意すべき点がある、というお話でした。



 …前回は、ここまでです。

 今日は、ここから(↓)



 注意すべき点とは何かと言いますと?

 それは、「聴き終わった後、頭の中で日本語の語順に
 組み替えて理解してはいけない」ということです。


 日本人はどうしても「私は来週映画を見に行きたい」という
「日本語の思考法」で理解しないと、どこか腑に落ちない
 気がするものです。

 でも、それでは事実上「返り読み」になってしまいます。


 あくまで「私は行きたい → 映画を見に → 来週」という風に、
 その都度、センスグループごとに英語の語順で保持し、
 そのまま一方通行で input するのが秘訣です。

 このように見てくると、「期待」と「保持」は必ず
 ワンセットになっていることが判ります。


「保持」するから「期待」することができるのです。

 結局、リスニングの秘訣は、センスグループごとに内容を
「保持」しながら、次の展開を「期待」しつつ英語を聴く、
 つまり「アグレッシブ・リスニング」(Aggressive Listening)
にあり、これが英米人のような「英語の思考法」を
身につける上で決め手になります。


 最初は、「期待」も「保持」もなかなか難しいでしょうが、
 少しずつでもこれらを意識しながら実行するうち
 次第に慣れてきますよ。


 この続きは、また来週。

 
       …お楽しみに!   
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by danueno | 2011-09-28 16:25 | SIMうんちく


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