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「SIMの英文法」その88

          ≪音節リズムの法則≫

         * 具体例のまとめ *
  
     

前回、予告しましたとおり、今日は、
「SIM音読と音節リズムの法則」についてお話しします。


 これまでは、主に単語や短文の発音を「音節リズムの法則」で
 捉えて来ましたが、今度は長い英文をSIM音読していく時に、
 音節リズムの法則がどのように働くかを考えてみましょう。


 SIM音読は、センスグループ(意味のまとまり)ごとに
 ポーズをおいて、次々に音読していく方法です。

 この場合のセンスグループの発音の仕方について説明しましょう。

 そもそもセンスグループとは、いくつかの単語が集まってできた
 phrase ですから、個々の単語の拍数を合計し、それに従って
 全体を発音していけばよいことになります。


 例えば in order to take offという phraseは、
 5つの単語が寄り集まって、ひとつの意味のある単位を
 形成しています。

 そして、これら5つの単語の音節の合計は6つですから、
 in order to take off は全体を6拍のリズムで
 読まなければなりません。


 ただし、この時、ひとつひとつの単語に気を配りすぎて、
 それらを切り離して発音すると、ぎこちない読み方に
 なってしまいます。

 ですから、ひとつの単語を発音するときもそうだったように、
 今度は phrase全体がひとつの単語であるかのように

 なめらかにリズムをつけて発音するようにします。



 では、もっと簡単な例をあげて、説明しましょう。


   --------------------------

       Not at all.

   --------------------------


 これを、あたかもひとつの単語であるかのように、
 Notatall (ノッ・タッ・トー)と3拍で発音するのです。

 そうすると、リズムに乗った良い発音になります。


      …この続きはまた次回。


                … お楽しみに!
by danueno | 2011-05-11 15:53 | SIMうんちく


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