「SIMの英文法」その77

          音節リズムの法則 
       

 前回から、「SIMの発音習得法」という新しいテーマで
 お話ししています。
 
 ちょっと復習してみましょう。


 日本人は英語の発音がとても下手です。

 その下手な発音を通じる発音にするために、どうすればいいのか、
 ということで、「帰納法と演繹法」の話をしました。



「帰納法」というのは、何だったでしょうか。 
 具体的な例をあげて説明します。

 例えば、ここに100匹のアシカがいるとします。
 そのアシカたちを調べると、すべて5本指でした。

 そこで、「アシカは5本指であろう」という結論を出すのが
 帰納法です。


 これに対し、
 まず、アシカは5本指を持つ、という前提から出発して
「アシカ亜目のアザラシも、また5本指を持つに違いない」
 と推定するのが「演繹法」です。



 効果的な発音習得法という観点から言いますと、
 帰納法では非効率なのです。
 演繹法の方が絶対に優れています。

 帰納法による発音習得法とは、個々の発音をそれぞれ個別に
 覚えていく、というものです。

 1,000語だったら1,000語。

 10,000語だったら10,000語を、個別にその都度、
 覚えていくというわけです。

「発音は理屈ではない。習うより慣れろ」という理屈です。


 これに対して、演繹法による発音習得法とは、
「発音にはひとつの原理原則があって、それをきちんとふまえた上で、
 理論的に覚えていきましょう」ということです。


 では、その原理原則とは何か?




 …今日は、ここからです。


 英語の発音には基本的な原理原則があります。
 それが、「音節リズムの法則」です。

「音節リズムの法則」とは何かというと、
「音節の数で拍子をとって発音する」ということです。


 たとえば handsome は、「ハンドサム」ではなく
「ハン・サム」と発音しますよね。

 なぜ、こうなるのでしょう?

 それはこの語が、母音が2つある2音節の単語だからです。

 ですから真ん中の d は非常にかすかになり、
「ハン・サム」といった感じに、2拍で発音しなければ
なりません。


「ハン・ド・サム」では3拍になってしまい、リズムが狂って
 しまいます。



 では次に、MacDonald はどうでしょう。

 アメリカでは、いくら「マクドナルド!」と言っても叫んでも
 絶対に通じません。


 なぜなら、この単語が3音節の語だからです。
 ですから「マク・ダー・ノー」と3拍で発音しなければなりません。
 
「マクドナルド」では6拍になってしまうので、
 決して通じないのです。


 このように英語は、「1音節は1拍」で、「2音節は2拍」で、
「3音節は3拍」でという具合に、「音節の数でリズムを取って」
 発音します。


 これが英語発音の基本原則である、「音節リズムの法則」です。 

これを知って、意識的に訓練するだけで、あなたの発音は、
 驚くほど良くなります。

 発音が良くなると、リスニング力もUPします。


      …この続きはまた次回。


               … お楽しみ
[PR]
by danueno | 2011-02-16 14:50 | SIMうんちく


<< 赦されざる罪はない たとえ日本国に背いても >>