「第五文型」その1
今日から第5文型です。 第5文型といえば、もちろん S+V+O+C ですね。 さっそく、例文を見てみましょう。 --------------------------------- They found him dead. --------------------------------- これをセンスグループに分けましょう。 --------------------------------- They found him … dead. --------------------------------- いくら易しい英文だからといって、グルーピングをおろそかにしては なりませんよ。 そうしないと、簡単に「返り読み」に戻ってしまいます。 いくら短文であっても、きちんとセンスグループごとに訳するのが 鉄則です。 これが英語上達の秘訣です。 では、最初の句切りを訳しましょう。 They found him ですから、「彼らは彼を発見した」です。 この部分が、S、V、Oですね。 そして、その後に dead が続きますので、 「死んでいる」と訳します。 ------------------------------------------ They found him … dead. 彼らは彼を発見した … 死んでいる。 ------------------------------------------ dead はC(補語)です。 第五文型の場合、目的語と補語がイコールの関係になります。 him と dead がイコールの関係にある、ということですね。 ところで、“They found him dead.”は通常、 「彼らは彼が死んでいるのを発見した」と訳されるでしょう。 しかし、これはあくまで、こなれた日本語への翻訳であって、 英語の構造からは、非常にかけ離れた訳なのです。 そこに一直線に行ってしまってはいけません。 自然な日本語に翻訳することに気を取られてばかりいると、 肝心の英語からどんどん離れてしまいます。 この英文を「英語の語順」で捉えると、まず「彼らは彼を発見した」 であり、その彼が「死んでいる」のです。 どんなに簡単な文章であっても、このように「英語の語順」で捉える ことが、基本中の基本です。 これを解った上で、「翻訳しなさい」というのであれば、 「彼らは彼が死んでいるのを発見した」と、一般的な日本語に 訳してあげれば良いのです。 …この続きは、また来週。 お楽しみに!
by danueno
| 2010-11-17 15:28
| SIMうんちく
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