「SIMの英文法」その61

            「第3文型」その3



 今日は、第3文型その3です。

 さっそく前回の復習から始めましょう。


 まず、例文をご覧ください。

 すでにセンスグループごとに句切ってあります。



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    Henry Ford used…a new idea…in the manufacturing…of   
 
  machinery.

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 最初のセンスグループ Henry Ford used を見た段階で、

 「ヘンリー・フォードは使った」とパッと理解しましょう。


 ところが、次のセンスグループは a new idea「新しい考え方を」と

 なっています。


 ですから、ここで、「使った」という訳を「採用した」という訳に、

 瞬間的に修正しましょう、…ということでしたね。


 「ヘンリー・フォードは採用した…新しい考え方を」ということです。


 このような修正は、ネイティブであれば、日常茶飯事に行っています。

 ですから、私たちもこれに慣れなくてはなりません。

 これが「ネイティブ思考法」養成のカギになります。



 次のセンスグループが、in the manufacturing ですから「製造に」

 となり、of machinery. と続きますので「機械の」ですね。


 結局、この文章のSIM訳は、

 「ヘンリー・フォードは採用した…新しい考え方を…製造に…機械の」

 となります。




 ところで、このようなSIM訳を読んで、「これって煩わしくない?」

 という感想を持つ人がいてもおかしくないでしょう。


 特に、他人がしたSIM訳を読むと、「何でわざわざ、

 このように不自然な訳をするのか?」と、疑問に思うかもしれません。



 …今日は、このポイントをちょっと突っ込んで説明しますね。



 SIM訳は、本来他の人に見せるためのものではなく、

 自分のために自分の頭の中でするものなのです。
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 この訳は、人に見せて納得させるものではありません。

 SIM訳をつけること自体は、あくまで「ネイティブ思考法」に

 頭脳を転換させるための「トレーニング」なのです。

 ここが、非常に大きなポイントですね。


 ですから、それは訳として「自然である」とか、

 「不自然である」とかいう議論は全くナンセンスだ、

 ということなのです。


 たとえば、お相撲さんの基本トレーニングである四股(しこ)を

 見てみましょう。

 四股とは、片足を高く上げてバチンと土俵に降ろすという

 私たちがTVなどで見慣れたトレーニング法です。


 この四股を踏むような動作は、対戦中にはあまりないはずです。

 その意味で、不自然な動作かもしれません。

 ところが、お相撲さんは時間さえあれば四股を踏んでいます。 


 理由は、これをやれば強くなるからです。

 四股は人に見せるものではなく、トレーニングである、

 ということですね。


 
 SIM訳も、これと同じです。

 それは「見せるためのもの」ではなく「自分のためのトレーニング」

 ということなのです。


 ですから、一見、不自然で煩わしく見えたとしても、

 どんどん「英語の語順」に忠実に理解していってください。



 特に、最初の段階では、できるだけ英文に忠実に、

 細かく句切って読むのが良いでしょう。


 細かく句切ればそれだけ「返り読み」が少なくなるからです。



        …この続きはまた来週!


       …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-10-13 16:42 | SIMうんちく


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