人気ブログランキング | 話題のタグを見る

「SIMの英文法」その48

          スピーキング力UP法 その9




 「SIMのスピーキング力UP法」、今日はその第9回です。

 ちょっと前回の復習をしましょう。



 「来週は何か映画でも見に行こう」と思っているとき、どのように言うか

 ということでした。


 ここで、イントネーションを活用すると、非常にスムーズに発話ができる、

 というお話しをしました。



 まず、I would like to go で尻上がりのイントネーションを付けて、

 その後、充分に間を取ります。

 落ち着いて、次に話すべき事を考えましょう。


 この後の to see a movie とイントネーションを付けて発話し、

 間を取ります。 そうして、次の next week を落ち着いて言うのです。


 こうすると、落ち着いて話すことができるばかりか、それは

 「英語の語順」で考える「英語の思考法」から言っても理にかなっている、

 ということでした。


 ともかく発話をするときに、一文を一気に作れるとか、また

 作らなければならない、ということは絶対にありません。

 イントネーションを付けながら十分に間を取って話す、

 これが秘訣ですね。


 …これが前回のお話しでした。

 今日は、この続きです。



 さあ、それでは具体的に例題を出してみましょう。

 答を、実際に声に出してスピーキングしてみてください。


 あえて簡単な例題にしますが、くれぐれも一気に言うことなく、

 センスグループ(意味のまとまり)ごとに句切りながら、

 イントネーションを付けて発話するように気を付けてください。



 <例題> これを(↓)英語で言ってください
 ----------------------------------------------------------

  「社長にお会いするために、私はここに来ています」

 ----------------------------------------------------------



 … いかがでしょうか?


 はい、まずS+Vを言いましょう。

 「私はここに来ています」ですから、


 I am here …  ですね。


 その時に、尻上がりのイントネーションを付けて、十分に間を空けます。

 そして、次は「社長にお会いするために」です。


 「社長」は  the company president でも、もちろん良いのですが、

 「英語の思考法」としては、the president of the company の方が

 望ましいですね。


 はい、するとまず…

 to see the president … ですね。


 ここも、尻上がりのイントネーションを付けて、十分に間を空けましょう。

 最後に  … of the company. です。

 これはセンテンスの最後ですから当然イントネーションは下がります。



 ポイントは、充分にイントネーションをつけ気持ちを落ち着けて、

 そこまでの語句の内容を感じ、考えることです。


 このように、まず I am here「私はここにきています」と言っておいて、

 何の目的でここに来ているのかを言い表す語句を探します。


 すると相手は、あの英語独特の h'm…「フムフム」という音を発して

 待ってくれます。


 文章全体を一気に言わなければならないと思っていると、

 話し始めるまでに時間がかかり、その間は無言になってしまうので、

 相手は思考停止と取ってしまう恐れがあります。



 そうではなく、I am hereと言っておいて、相手の反応を見ながら、

 to see Mr. Youngなどと、そのときに応じて多様に応用することが

 大切です。

         
       …この続きは、また次回!
by danueno | 2010-07-07 15:41 | SIMうんちく


<< ロシアの人体冷凍保存施設 「SIMの英文法」その47 >>