「SIMの英文法」その42

          スピーキング力UP法 その3
      

 
 今日は「SIMのスピーキング力UP法」、その3です。

 では、ちょっと前回の復習しましょう。



 SIM同時通訳方式で訓練すると、「英語の語順」で理解する

「英語の思考法」が身に付く結果、リスニング、リーディング、

 スピーキング、ライティングの4つの分野において英語力の

 伸長をみます。


 ただし、訓練の仕方については、それぞれの分野に応じた方法が

 あります。


 前回は、スピーキング力UP訓練法のひとつとして、

「日本語語順組み替え法」を皆様にご紹介しました。


 これは、スピーキング学習の初期の段階で有効な訓練法だ、

 ということでした。



 たとえば「私は来週、映画を見に行きたいです」と言いたい時、

 いきなり英語で発話しようとするのではなく、まず日本語そのものを

 英語の語順で組み替えてみます。


 その後で、日本語をそのまま英語に置き換えます。


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   ●日本語の語順による日本語

      「私は来週、映画を見に行きたいです。」


             ↓ ↓ ↓


   ●英語の語順による日本語

      「私は行きたいです、映画を見に、来週。」
        (S+V)

   
             ↓ ↓ ↓


   ●英語の語順による英語

       I would like to go to see a movie next week.



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 これが先週ご紹介した「日本語語順組み替え法」です。 

 …今日は、この続きです。



 もちろん、スピーキングの時、必ずこのような手順を踏まなければならない

 というわけではありません。


 あくまで、これは補助訓練法で、最初から「英語の語順」で、

 英語で考えるにこしたことはありません。


 でも、「SIM訳に強い違和感を感じる」という人には、

 この方法が有効だと思われます。



 実は、「SIM方式は効果ありそうだけれど、あの変な日本語がねー」

 と言う人が世の中にはおられます。


 このような人は、違和感ゆえに、なかなかSIM同時通訳方式に

 なじむことができません。


 ところが、そのような違和感を分析してみると、そのおおもとは、

「述語動詞が文章の最後に来ないで、主語のすぐ次に来る」という点に

 あるようです。


 日本語はほとんどの場合、述語動詞が一番最後に来ますから、

 その違和感は私にも理解できます。


 この感覚によれば、S+Vをまず最初に持って来るというSIM訳の

 語順は、奇異に感じられて当然なのかもしれません。


 ところが、英語では、I would like to go とまずS+Vが来ます。

 そもそも英語の語順とは、そういうものなんです。


 ですから、S+Vから始まるSIM訳に対して違和感を感じる、

 ということは結局、「英語の語順」に対する違和感を表明しているのと

 同じことなのです。


 このような人は、「日本語語順組み替え法」で、

 まず「英語の語順」に対する違和感を解消してみるのも良いと思います。



 ところで、この訓練法の面白い所は、英語を使わなくても訓練ができる、

 ということです。


 たとえば、あなたが何かをするときに、それを頭の中でSIM訳にして

 みることをお勧めします。


 「僕は行こう… 今日は公園に」


 「食べるとするか… ポテトとフライドチキンを」



 あるいは、人から何かをきかれた時、まずS+Vを先に出して答えて

 みてください。


「僕は行くよ… そのパーティに… 5時くらいにね」


 こういった反応を、日本語の生活の中でもパッ、パッと

 できるようになれば、「英語の語順」に対する違和感は、

 かなり解消されていくと思いますよ。


 



          
     …この続きは、また次回!

  


    …お楽しみに! 
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by danueno | 2010-05-27 10:13 | SIMうんちく


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