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「SIMの英文法」その11 

            形容詞句を覚える(2) 


「SIMの英文法」シリーズは、前回から新しいテーマ、

「形容詞句を覚える」が始まっています。


 今日は、「形容詞句を覚える」その2です。

 レクチャーを始める前に、ちょっと前回の復習をしましょう。


 形容詞句の覚え方は、「とにかく覚える、そのまま丸ごと暗記する」

 ではダメでしたね。


 最も効率が良いのは、「英語の思考法」による形容詞句の記憶法だ、

 ということでした。


 この方法で覚えると、従来の方法の数十倍も楽に記憶でき、しかも、

 忘れにくいという利点があります。


 それどころか、もし忘れても容易に思い出すことができます。

 なぜなら、そこに理論があるからです。

                
 そして、「英語の思考法」による記憶術とは何かというと、

 それは、「英語の語順」で覚える、ということでしたね。

 
 たとえば、the Statue of Liberty 「自由の女神」は、まず、

 the Statue(像)を、全体から切り離して input します。


 それから、その「像」the Statue がいったい何の像なのか、

 そのことを説明するための語句として、of Liberty を

 inputする、ということでした。


 いま言ったことを、ちょっと整理してみましょう。


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  自由の女神 = 像…自由の = the Statue … of Liberty

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 …とまあ、こういうことですね。



 それから、「自由の像」がなぜ「自由の女神」になるかと言いますと、

 これは慣用句です。

「自由の像」と言えば、誰もが「自由の女神」だと理解するのです。


 いかがでしょうか?

 これが「英語の思考法」に基づく記憶法です。

 つまり、「像」+「自由の」という「英語の語順」でinputする、

 ということです。


 間違っても、「自由の女神」と日本語の語順に翻訳して覚えては

 いけません。



 この調子で、ドンドン行きましょう。

 今日は、ちょっとこれを見てみましょう。


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       the map of the world (世界地図)

    -----------------------------------------------


 非常に簡単な語句ですが馬鹿にしてはいけませんよ。

「英語の思考法」を確認する上で、うってつけの語句なので、

 ポイントをきちんと押さえておきましょう。


 さて、the map of the world は、もちろん、the world map

 と言うこともできます。


 日本人には後者の方が覚えやすいでしょう。

 なぜなら「日本語の語順」と同じだからです。


 しかし、私たちは、the map of the world と覚えたいですね。

 なぜなら、それが「英語の思考法」に忠実だからです。


 英米人は、the mapと言っておいて、その後で of the world と

形容詞句で、その地図が何の地図かを説明することの方が自然なのです。


 このように、「英語の思考法」で覚えるように意識していると、

「日本地図」と言う場合にも、まずサッと、the mapと言っておいて、

of Japan と楽に言えるようになります。


これが「原理原則を知ってそれを応用する」、という「大人の学習法」

なのですね。


   …この続きはまた来週…



              …お楽しみに!
by danueno | 2009-10-07 14:17 | SIMうんちく


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