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単語力の身に付け方 その2

 このところ「SIMうんちく」では、「英語学習の全般的な注意」、

 ということでお話ししています。 


 前回は、「単語力」の身につけ方についてご説明しましたが、

 ちょっと復習しましょう。


 
 単語を覚える際には、実際的な使い方と共に覚えることが大切だ、

 ということでしたね。


 買ってきた単語集をアルファベット順に、

 バラバラに覚えるといった学習法は感心しません。


 単語はストーリー性の高い英文を通して覚えるのが、

 最も効果的です。


 そして、英文を読む際にも、ただ辞書を見て、その場その場が

 訳せればそれでよいというものではなく、一度出会った単語は

 忘れずに自分のものにしてしまう姿勢が大切でしたね。


 そのためには辞書をひきっぱなしにせず、調べた単語は自分で

 単語帳を作るなどして、実際的な使い方と共に徹底的に

 覚えることです。

 このような単語帳の使い方は非常に有効だ、というお話でした。



 …前回は、ここまででした。

 今日はこの続きをお話しします。



 実は、語彙不足で悩んでいる方は結構多いんですね。

 ところが、語彙力を増やそうと単語帳などで勉強しても、

 前回もちょっと触れたとおり、努力の割には成果が上がりません。


 その理由は、大人である私たちは記憶力が減退しているので、

 覚える作業が単調に感じられて、すぐに飽きてしまうからです。


 ここが、最も大切なポイントです。

 要するに、少しでも楽しくする工夫が必要なのです。


 結論から言いますと、「言葉は文章や文脈の中で覚えていく!」

 これが最も効果的です。


 なぜなら、文章や文脈の中で覚えていくようにすると、

 そこにストーリー性があるので単調な作業から免れるからです。


 また、単語同士の有機的な結びつきがあるので、単語を単体で

 覚えるより、はるかに楽に記憶できるのです。


 読み物としては、「週刊ST(ジャパンタイムズ刊)」や

 「ASAHI WEEKLY(朝日新聞社刊)」などがお勧めです。


 これらは英語の記事に日本語の対訳がついていますから、

 内容はすぐに理解できます。


 その内容を理解した記事を1つ選んで繰り返し音読しましょう。

 1つ記事を20~30回できるといいですね。


 そしてその記事の中で、今まで知らなかった単語を

 意識的に覚えるつもりで音読します。


 意識的にとは、例えばその単語のところに来たら、

 何度かその単語だけを繰り返し発音するのです。


 前後の語句を入れてもいいですね。


 これができたら記事を2つ、3つと増やしていきましょう。

 でも決して広く浅くにならないように、興味のある記事だけに

 焦点をしぼるようにするといいですよ。




    …この続きはまた来週!


             …お楽しみに!
by danueno | 2009-06-17 16:42 | SIMうんちく


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